無罪確定の元社長 検事二人を刑事告発へ
3月 26, 2022
大阪府の学校法人の土地取引を巡り業務上横領罪に問われ、昨秋に無罪が確定した不動産会社の元社長が「違法な取り調べで事実と異なる供述を引き出した」として、大阪地検特捜部の検事2人を証人威迫などの容疑で29日、最高検に刑事告発する、と報道されている。
無罪確定で損害賠償、すなわち民事訴訟は普通に行われてるとしても、検事を刑事告発というのは余り聞いた事が無い。あのフロッピーディスク改ざんがバレて証拠隠滅罪で懲役1年6か月の実刑判決を受けた前田恒彦元検事、通称「フロッピー前田」くらいなものだろうか。
元社長の裁判で大阪地裁は共謀を認めた元部長の取り調べの録音・録画の文字起こしから、「検察なめんな」「ふざけんな」などの暴言・脅迫により、元部長の供述は信用できないとして、元社長の無罪判決となった事から、既に検事の悪行の証拠は出ているも同じだ。
さて、この悪徳検事二人を最高検は起訴を指示するのだろうか?まあ、不起訴となっても例の検察審査会に提訴するだろが、後は世間の盛り上がり次第で、フロッピー前田に続く実刑組になるかどうか?
全く、検事なんて顔付からして邪悪な心丸出しだから、やっている事も想像がつくというものだ。
⇒魂の劣化は顔に出る?
またこれとは別に当然ながら民事訴訟も起こすようで、違法な捜査によって248日間勾留され、精神的苦痛を受けたほか、自社を守るために所有していた株を安値で売らなければならなくなったなどとして、国に7億7千万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こすという。
そういえば前述のフロッピー前田事件で冤罪にあった村木さんに対しては、請求通りの約3770万を既に支払っているようだ。加えて村木さんは最終的に事務次官というキャリア官僚としても最高峰まで上り詰めたが、ハッキリ言って地方大学出身の女性が事務次官というのは、冤罪に対する補償の一部だろう。
しかし、これらの損害賠償は結局国が払う事になるという問題は昔から指摘されている。こりゃ、二人の検事に追徴金を課して、自己破産なしで一生稼ぎを吸い取ったら良いんじゃねぇの。
おっとその前に2年程の御勤めもやってもらわないとねっ。
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