露国防省「キエフ方面はおとり」本命は東と南の奪還
4月 5, 2022
ロシア国防省が30日、ウクライナの首都キエフ周辺など北部に展開していた部隊について、「作戦の主要方面」である東部にウクライナ軍を集結させないための〝おとり〟であり、目的を達成したため「再編成」を開始したと主張した」、という内容を珍しく日本の新聞(産経新聞)が伝えている。
そして、「露軍はキエフ陥落に失敗した」とする米国防総省の分析を否定した形」とも報道しているから、露軍の主張との前置きはあるが、ついこの間までの米国一辺倒から舵を切った事になる。
あっ、NHKが真っ先に方針を変えた事で、残る各社も梯子を外される前に駆け下りた、という状況だろうか(笑
⇒NHKが反プーチン一辺倒からシレっと脱却を始めた 民放は梯子を外されたりして(笑
まあ、日本以外は既に論調を変えていた訳で、チョイと遅すぎる気はあるが‥‥。
⇒ウクライナの記事が同じCNNでも日米で内容が違った
ところで、ロシア軍のキエフへの侵攻だが、あれゃあどう見ても本気で攻略する気は無さそうだったし、投入する部隊もイマイチの2軍級であり、それに比べて東部での積極的な戦略や精鋭部隊投入など、本命が東部と南部である事は薄々感付いていた読者も多いのではないか?
結局、プーチンはキエフからネオナチを排除しながら、ついでにキエフをおとりにして、本命の東部、南部、特に独立宣言を行う「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の支援とネオナチの殲滅を行ったのだった。
⇒【重要情報】アゾフ大隊のリーダーが殺害され組織は壊滅した!
考えてみれば、英国はロシア軍のウクライナ侵攻よりも1週間前に、既に下のような戦況を予想していた、というのだから、何の事は無い、欧州中が裏でつるんでやらせの抗争をやっていたのだ。
そして、最も危険な原子力発電所を一時的に占拠することで、ネオナチが危険な行動に出ないように先手を打った、と考えれば、これまた辻褄が合う。
日本の偉い専門家の先生たちは、欧米の経済制裁でロシア経済は崩壊する、とか息巻いていたが、おいおい、エネルギーも食料も充分に自給できるどころか、欧州各国はロシアからのエネルギーや食糧を輸入しなければ国家が成り立たないくらいで、こんな状況で本気でロシアと戦争なんかする国がある筈が無い。
今回のドル決済禁止制裁では、ロシア・中国・インドがエネルギー代金の決済にドルを使用せずにインドルピーで行うという事で、3ヵ国の人口は30億人もいる状況では、人口3.3億人の米国と7.5億人の欧州では太刀打できない事になる。
それで結局、DSが牛耳っていたドルの覇権が崩れてしまい、新たな世界金融体制が始まりそうだと考えれば、結局今回の紛争はDS潰しの一環だった、という事かもしれない。
と思えば、実に未来は明るいのだが、いやいや、DSを見くびっては危険だ。先ずは秋の米国中間選挙結果がどうなるか?
常識では圧勝の筈の共和党と民主党のマトモな一派に対する死に物狂いの反撃があるであろうから、これでDSが勝ったら世界の終わり!
何だか凄い時代に生きる羽目になってしまったようだ(汗