CIAの元諜報員がウクライナ軍は敗北したと発言
4月 7, 2022
米国中央情報局の元アナリストで、テレビニュースの解説などを行っているラリーC.ジョンソンがナイジェリアのNairaland Foramに以下の投稿を行い話題となっている。
⇒Larry C. Johnson: “the Ukrainian Army Has Been Defeated. What’s Left Is Mop-up” – Foreign Affairs – Nairaland
ラリーC.ジョンソン:「ウクライナ軍は敗北しました。残っているのはモップアップです」-外交-ナイラランド
ここでMop-upとは、日本語で言えば「掃討」「総仕上げ」などの意味となり、要するに既に勝敗はついており、今は事後処理という事らしい。
主な内容は
・ウクライナでのロシアの軍事作戦の最初の24時間以内に、すべてのウクライナの地中レーダー迎撃機能が一掃された。
・そのためにウクライナ空軍は空対空迎撃を行う能力を失い、3週間でロシアはウクライナ上空に事実上の飛行禁止区域を設立した。
・3月23日の週にはヤヴォリウとジトーミル(ポーランドの公国)の事実上のNATO基地にロシアはミサイル攻撃を行った。
ロシア軍と戦うために派遣されているすべての民間人は、メディアの誤報で勝利できない戦争で死にかけている件については‥‥
・無知と怠惰の組み合わせで、実際の報道を行うのではなく、メディア(印刷物および電子機器)とビッグテックの大多数が大規模な宣伝キャンペーンを支援している。
またゼレンスキー大統領については
・コメディアンであり俳優で、「愛国的なリーダー」とは思わない。
・西側は、彼がユダヤ人であるという事実を、ネオナチとの関りを否定する事に使っている。
・ゼレンスキー大統領の「民主主義」とは、野党の政党を禁止し、野党のメディアを閉鎖することだ。
次にプーチン大統領については
・要求はかなり合理的だと思う。問題は99%のアメリカ人が、NATOと米国が過去7年間に行ったような軍事的挑発について知らないということだ。
・現在、DTRA(アメリカ国防脅威削減局)がウクライナのバイオラボに資金を提供しているというニュースがあり、バイデンが同等のロシアのシステムをキューバ、ベネズエラ、メキシコに配備することを許可することに同意すれば、プーチンはポーランドとルーマニアで米国の核ミサイルシステムを許可することに同意できると思う。
・それらの用語でそれを見るとき、私たちはプーチンの要求が狂気でも不合理でもないことを理解し始めることができる。
とまあ、主な概要を示してみた。原文はかなり長くで詳細だから、時間のある読者は上記のリンク先を参照されることを勧める。
結局、ネットの一部で言われている事の再確認的な内容が多いが、流石に「ロシア軍は最初の24時間以内に勝利していた」というのは驚いた。
考えて見ればウクライナは核を持たない小国であり、一時期は米国と世界の2大軍事勢力を争ったロシアは、まさに腐っても鯛だったようだ。
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