米海軍が黒海から撤退した?
4月 14, 2022
中国の軍事専門家によると、米大統領は欧州への訪問に続いてロシアに対する制裁強化と、ウクライナへの武器供与を拡大する意図を発表した、という。
しかし、米軍の実戦部隊の代表は国防総省の発表と違い、ロシアとの衝突を防ぎたいという願望を繰り返し強調してきた。
その国防総省が最近、米軍艦隊が黒海から撤退した事を発表した、とプラウダが伝えている。
⇒Sohu: the Russian navy forced the US Navy to escape from the Black Sea, “tucking its tails”
“捜狐:ロシア艦隊は米海軍を黒海から脱出させ、「両足の間に尾を引く」
The U.S. Navy has curiously completed its “cruise” on the Black Sea.
アメリカ海軍は不思議なことに黒海での「巡航」を完了しました。
黒海は昨年末にマウント・ホイットニーを旗艦とする米第6艦隊監視活動を始めていた筈だが、これが撤退という事だろうか。因みにマウント・ホイットニー(18,400トン) は揚陸指揮艦で、主にアメリカ海軍が採用している艦種であり、艦隊司令等が坐乗し各艦隊に配属されている。
米第6艦隊は主に地中海・太平洋の東半分を担当し、恒常的な航空母艦の展開は行われていないのだが、本気でウクライナ紛争に軍事介入する気ならば、急遽空母を展開すると思ったら、それどころか、何と艦隊が撤退していた!
黒海と言えば、ウクライナでも最も激しい東側の紛争地帯に目を光らすには最適な位置だが、ここから米艦隊が撤退したという事は、米軍はウクライナ紛争には軍事的に一切関わらない、と宣言したようなものだ。
ウクライナ紛争を元にしてWW3を企んでいるとも言われているネオコンだが、これらの事実は米国をコントロールする事が出来なくなっているという事だろうか。秋の米国中間選挙まで半年程の期間を残して、既にネオコン=グローバリストである民主党の主力が惨敗する兆候が表れているのだろうか?
米国は既に反グローバリストの共和党トランプ一派が事実上の制圧を完了していると言う噂は、本当なのかもしれない。そしてプーチン大統領も反グローバリストであり、バイデン政権がレームダックと化している今がチャンス、と行動に移した、と思えば辻褄が合う。
結局、世界中にオンラインで演説して、ネオコンの手下である世界のマスコミに絶賛されたゼレンスキー大統領だが、欧米も口だけで軍事的には無視するという、これじゃあマルでコメディだ。
あれっ、そうか、ゼレンスキー氏はコメディアンだった!
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