ウクライナ軍が大きな戦果を挙げたトルコ製ドローンTB2とは?

4月 20, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

今回のウクライナ紛争ではドローン(無人機)の活躍が目立った。特にロシア軍の侵攻を食い止めるために大いに役立ったのはトルコ製のドローン、バイラクタルTB2だった。

主な仕様は全長:6.5m、翼幅:12m、最大離陸重量:150㎏、ペイロード:150㎏、最大速度:220㎞/h、巡航速度:130㎞/h、航続時間:27時間、製造コスト:1~2億円

これは米国製MQ-9リーパーの全長:11m、翼幅:20m、最大離陸重量:4,760㎏、ペイロード:1,700㎏、最大速度:482㎞/h、巡航速度:276~313㎞/h、航続時間:14~28時間、価格:約20億円

に比べれば性能は一桁劣るが、価格も一桁安い。しかも重量は圧倒的に軽く、移動も簡単だろう。

加えて地上ステーションは中型トラックで運搬出来るサイズのコンテナ内に装備されていて、その機動性は抜群だ。

確かにMQ-9の威力は大きく速度も速いが、価格が高い事や大きくて運用も大変な事を考えれば、MQ-9を1機導入するならTB2を10機の方が、用途によっては余程役に立つ。取り分け、今回のような局地戦には威力を発揮できるのが証明された。

なお、TB2のシステムはNATOの機材をベースにしているという。他に今現在TB2を運用している国はカタール、エチオピアであり、他にも多くの国(9ヵ国)が運用か若しくは購入済で準備中となっているようだ。

トルコはこのTB2の成功により戦略的影響力を大いに増したと言われている。

ところで、日本では無人機の運用はどうなっているのだろうか?

今回は時間が無いので、近日中にまとめようと思っている。

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