ロシア軍のドローンの部品は日本製だった
4月 30, 2022
ロシア軍のドローン Orlan-10はロシアのSpecial Technology Centerが2010年から生産している。サイズは翼幅3.1m、胴体の長さ2mの固定翼タイプの中型ドローンで、空中偵察、観測、監視、捜索救助、戦闘訓練、電波妨害、無線信号の検出、標的の追跡と、ありとあらゆる任務をこなすことができるという。
そのOrlan-10がウクライナで撃墜され、機体の動画が公開されている。それを見ると、偵察機の要であるカメラは‥‥
なんと日本製デジタル一眼レフカメラのベストセラーEOS Kissだった!
そうかぁ、ロシア軍の最新鋭無人スパイ機の高性能カメラとは、日本では10万円以下で買えるキャノン製カメラをブラケットにガムテープで張り付けたものだった!
いや、それだけでは無かった。このドローンは固定翼の単発プロペラ機だが、そのエンジンは精密な2気筒4サイクルエンジンが搭載されていた。
ほうほう、流石にここは凝っている。
と思ったら‥‥
これまた何と、日本製の模型飛行機用エンジンで、資本金300万円、従業員24名だが、世界的に有名な斉藤製作所の製品だった。確かにOrlan-10のエンジンらしき写真を見ると、同社のHPに掲載されているFG-61TSそのものだ。
因みに、斉藤製作所の初代社長は戦時中はあの「中島飛行機」で、エンジン製作に携わっていたとか。
結局、ロシア軍の無人偵察機の最重要部品であるエンジンもカメラも日本製だった。
そう言えば、お隣の国では軍艦に搭載するソナーの予算が無かったため、日本製の魚群探知機(魚探)を積んでいたという。いやいや、笑い事ではないっすよ。日本の捕鯨母船に搭載されている魚探は、南氷洋でオーストラリア軍の潜水艦を探知してしまうとか。それで同国は必死で日本の捕鯨を禁止しようとしていたと言われているが、成程ねぇ。
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