ウクライナ軍に提供された英・独・仏の武器をロシア軍が捕獲

5月 6, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

日本のマスコミは米・英・仏・独がウクライナへの武器供与を続けていて、ロシアは近いうちに弾切れとなる、な~んていう報道を本気で行っている。しかし、考えて見れば、そんな大量の武器をウクライナに輸送すれば、直ぐにバレてロシアの標的にならないのか?

それについて以下の記事が出ている。まあ、South Frontはロシア系のWEBサイトであり、ロシアに都合の良いフェイクニュースが多いとも言われているが、それを言ったら米・英のマスコミも反ロシアのフェイクニュースだらけだから、まあお互い話半分としておけば良いだろう。
RUSSIAN ARMY CONTINUES TO CAPTURED US, BRITISH, FRENCH & GERMAN WEAPONS FROM KIEV FORCES (PHOTOS)
ロシア軍はキーウ軍から米国、英国、フランス、ドイツの武器を捕獲し続けています(写真)

これによれば『ロシア軍とドネツク人民共和国(DPR)およびルハンシク人民共和国(LPR)の軍隊は、キーウ軍が西側から供給された武器を捕獲し続けています』という事で、それらの兵器は一体どんなものなのだろうか?

なお、写真の出展は何れも「southfront.org/」による。

① 米国製のFGM-148ジャベリン対戦車誘導ミサイル(ATGM)5基
米国の歩兵携行式多目的ミサイルで、主目標は戦車などの装甲戦闘車両であるが、建築物や野戦築城、さらには低空を飛行するヘリコプターへの攻撃能力も備える。

② 4基のフランス-ドイツ製MILAN AT GMランチャーと4基のミサイル
フランスとドイツの共同開発による第2世代の対戦車ミサイルで、1972年から採用されている。

③ イギリス製のNLAW対戦車ミサイル2基
スウェーデンと英国が共同開発した携行式対戦車ミサイル。射手は発射器を肩に担いで射撃し、使用後の発射器は使い捨てとなる。

④ ドイツ製の4つのパンツァーファウスト3 対戦車兵器
ドイツ・ダイナマイトノーベル社製の携帯対戦車兵器で、ロケットブースター付き弾頭使用の無反動砲の一種。ドイツでは既に後継装備に更新されつつあり、要するに旧型の廃棄処分代わりか(笑

⑤ 1台のFIM-92スティンガーマンポータブル防空システム(MANPAD)
米ジェネラル・ダイナミクス社が1972年から開発し、1981年に採用された携帯式防空ミサイルシステムで、既に主流は改良された派生型となっているから、これまた賞味期限切れ寸前の不良在庫か?

こうして見ると対戦車兵器が多いのは、ウクライナでの戦いは対戦車戦である事からであろう。とは言え、どれも最新型ではなく、旧型兵器のオンパレードという感じだ。

まあ、それでも弾薬不足のウクライナにとっては有用なのだろう。そう言えばNBCニュースまでがウクライナが砲弾を使い果たした、と伝えていたが。
ウクライナが砲弾を使い果たし、ロシアが再攻撃を仕掛ける?

そんな状況で貴重な供与兵器がロシアに捕獲されてしまっては、増々厳しい戦いになる筈だが‥‥。

さて、ロシアとウクライナ、実際にはどちらが先に弾切れとなって、戦争続行不可能となるのか?

一部では弾が切れたロシアは戦術核攻撃を行うという意見もあるが、そりゃWWⅢへ突入ということかぁ?

まさか、とは思うが。
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