ウクライナが韓国製武器の支援を要請したとホルホル
5月 6, 2022
ウクライナが複数のルートを用いて、韓国政府に韓国製兵器システムの支援を要請している、と韓国ではホルホルしている。
その兵器とは韓国が独自開発・生産している携帯ミサイル、対戦車用「ヒョン弓」と対空用「新弓」という。そこで早速調べてみたが、そのような名称のものは見つからなかった。これは恐らくハングルから日本語に翻訳した時に上手く訳せなかったのだろう。ハングルは表音文字、すなわち日本語で言えばかなと同じだから、日本語では弓も宮も「キュウ」となる。
そこで韓国の携帯用ミサイルを探してみたらばLIG Nex1の対戦車用「県宮」と対空用「新宮」であろうと推定出来た。成程、神宮=新弓=「しんきゅう」だった。
そしてこの二つの写真を掲載しておく。なお出典は何れも「www.lignex1.com/」による。
対戦車用「県宮」
イスラエル製スパイク対戦車ミサイルを参照して開発された(要するにパクった)対戦車ミサイルで、開発と生産はLIG Nex1による。小型・軽量により運用が容易で有効射程、貫通力、光学性能、検出・追跡性能などすべての面で優れているとも言われているが、それが本当かどうかは判らない。
対空用「神宮」
ADD(国防科学研究所)とLGイノテクなどの国内企業が共同で開発した韓国初の国産携帯対空ミサイルで、実はロシアの9K39をベースとして開発されたものだった。赤外線誘導式携帯用の対空誘導兵器としては世界で9番目となる。
ただし、携帯用といっても、肩に担いでの「肩撃ち」はできず、射撃は原則として三脚に載せた状態で行う。
なお、LIG Nex1は韓国の航空宇宙メーカー・防衛企業でLIGグループが所有している。そのLIGグループは韓国の中堅財閥であり、LGと間違い易いが別の企業で日本では殆ど知られていない。
このLIG Nex1の軍用機器はお笑い兵器のイメージ満載の韓国製兵器としては例外的に使い物になるという話もある。そのLIGグループはオーナーの会長が逮捕され、拘置所の独房でオーナー家が全保有株式を手放して事実上グループが解体する、との決定を行ったというが、まあ、国に乗っ取られたのだろう。
オーナーの手を離れれば同グループの技術力や生産体制は崩壊の一途となるだろう。
それにしても、バカですねぇ。折角数少ないマトモな技術の会社を解体してしまうなんて‥‥。
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