ウクライナで2500万トンの穀物が輸出できず停滞
5月 9, 2022
ロシアの侵攻によりウクライナでは穀物の輸出が滞っているという。
国連食品庁当局者によると、インフラの問題とマリウポリを含む黒海の港の封鎖により、2500万トン近くの穀物がウクライナに停滞し、輸出する事ができない、という。
⇒Nearly 25 million tonnes of grain stuck in Ukraine, says UN food agency
約2500万トンの穀物がウクライナで立ち往生している、と国連食品庁は言います
ウクライナは2020/21シーズンに世界第4位のトウモロコシ輸出国であり、第6位の小麦輸出国だったというから、これが輸出できないと言う事は世界的な穀物不足が懸念される。
実は戦争による収穫の減少はそれ程心配ないようだが、穀物の在庫が溜まっているために貯蔵庫(サイロ)が一杯で、次の収穫が始まる7~8月には、貯蔵庫が足りないという。
ウクライナの国土は60.4万平方キロメートルで、これは日本の37.8万平方キロメートルの1.6倍であり、いくらロシアでも実際の戦闘地域は市街地の一部であり、国土の多くを占める穀物地帯には影響が無いのかもしれない。
そのウクライナの現状を見ると‥‥
東側のロシアとの国境地帯からクリミア半島にかけての南側までの大部分をロシア軍は制圧しつつあるようだ。
現在マリウポリの製鉄所に立てこもっているネオナチ軍団が殲滅され、上記の斜線部分が制圧されれば、ロシアの目的は達成されるだろうから、物流も回復するという期待も出来るが‥‥。
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