ウクライナ侵攻後初 中露爆撃機が日本列島沿いを飛行
5月 27, 2022
産経新聞によると24日、中国軍とロシア軍の爆撃機計6機が日本列島に沿う形で編隊飛行したという。当日は日米豪印4カ国(クアッド)が首脳会談を日本で開催しており、これに対抗する形で中露が共同行動ととったとみられている。
編隊飛行を行ったのは中共のH6爆撃機2機とロシアのTU95爆撃機2機の合計4機で、東シナ海から日本海に抜けた後に、中国機が別の2機と交代して太平洋を往復し、自衛隊の戦闘機がスクランブルを行っていた。
さてこの中露の爆撃機だが、中共のH6爆撃機は旧ソ連のTu-16(1952年初飛行)をベースとし、中ソ対立後に独自で改良して生産を続けて現在に至っている。ハッキリ言って第二次大戦直後の冷戦時代の代物の、更にパチモノだ。
そしてロシアのTU95爆撃機はこれまたソ連時代の1952年に初飛行した4発ターボフロップの大型爆撃機で、現在でも現役で配備されている。
しかし馬鹿デカイ機体で爆弾をばら撒くローテク機を、しかも戦闘機の護衛も無く、単なる威嚇飛行というのは、中露のお馴染みの行動だが、ロシアがウクライナに侵攻した2月以降は途絶えていたから、久々の威嚇飛行だった。
ロシアもウクライナが一段落して、ようやく極東に目を向けられるなったのかな?
そのウクライナ紛争では、ロシアの戦闘機や爆撃機が出撃しているようで、という事はNATOや米国はロシア空軍の実力が把握出来た筈。これらの情報は日本にも提供されるのだろうか?
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