ロシア産石油制裁、「産地ロンダリング」で抜け穴だらけ
6月 4, 2022
ウォールストリートジャーナルによると、米国と欧州がウクライナを侵略したロシアに対する制裁で石油輸出を阻んでいるが、「産地ロンダリング」を経て依然として取り引きされているという。
その手口として、国際石油企業らはロシア産原油をガソリンや軽油、または他の化学物質などに精油し、産地を曖昧にしてから取引しているという事で、これにはインド企業が主要な役割を果たしていることが伝えられている。
インドに到着したロシア産原油が精製されてスエズ運河と大西洋を通って米国に運ばれているようで、この過程で石油を公海上で積み替える「瀬取り」も実施されていてるとも言われている。瀬取りといえば、北朝鮮が得意のヤツだが、経済制裁回避の定番でもあり、ロシアもこれを使用しているのは当然だろう。
結局、ロシアの石油輸出量は制裁が始まった3月には急減したが、1ヶ月でほぼ回復している。そして、この期間に急増したのがインドの石油輸入量で、何と26倍となった。しかもインドから米国への輸出は43%も増えている。インドは制裁で輸出が閉ざされたロシアの足元を見て、相場より大幅に安い価格で輸入して自国で精製した後に欧米へ売却してぼろ儲けしているのだった。
米国の大統領は単なる飾りとは言え、いくら何でもあの呆けた爺さんじゃあ、米国の力なんて全く無いに等しく、その隙を狙ってロシアと組んで、しかも自分は美味しい汁を吸うというインドのしたたかさ‥‥。
これからの構図は露・印・中vs英・米となるのだろうか。もしかして、独・仏も露陣営に入るとか‥‥。
さて、日本はどうする?
ここはインドを見倣ってしたたかに立ち回る事が必要なのだが‥‥あの総理じゃあねぇ(泣
.