給付金詐欺の国税職員は税の専門家ではなく只の小役人だった

6月 5, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

国の持続化給付金100万円をだまし取ったとして逮捕された東京国税局職員塚本晃平容疑者に対してマスコミは、専門知識を悪用した犯罪と報道している。

国税局職員で税の専門家といえば「国税専門官」であり、その為には「国税専門官採用試験」に合格した後に、自分が選んだ国税局(全国で12)で採用面接を受けて、内定をもらう事が必要となる。

その試験の受験資格は21歳以上30歳未満で「大学を卒業した者及び試験の実施年度の3月までに大学を卒業する見込みの者」となっている。学部などの指定は無いから、例えば音楽大学でも良いのだろう(笑

ところで、塚本容疑者はというと、ネットでは「高卒」であると伝えられているから、国税専門官採用試験の受験資格は無いのだった。

それでは、他に方法は無いのかといえば、高卒区分で「税務職員」に採用されてから、1年間の研修が終了すれば同じく「国税専門官」となるのだが、その研修は超厳しいのだとか‥‥。

ところで塚本容疑者の「肩書き」は、報道では「東京国税局職員」もしくは「東京国税局事務官」とされているから、要するに、単なる下級公務員というか、由緒正しき小役人だった。

国家公務員に限らず、地方公務員も含めて、今時高卒でも事務職で充分な報酬をもらえるのは、民間ではありえない事だが、そんな採用を行っている公務員という組織は、一度ぶっ壊して再生するしか無いだろう。

この辺の事に気付かせてくれた事を考えれば、塚本容疑者の社会に対する貢献も捨てたもんじゃない‥‥とか(笑

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