中共の空母3番艦は「江蘇」と命名され近く進水 就役は2024年以降

6月 13, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

中共の3番目の空母が近く進水するという。日本のマスコミは3隻体制が完成すれば東・南シナ海で常に軍事作戦を展開できるようになり、台湾や沖縄県・尖閣諸島への軍事圧力も大幅に強まる、と危機感を煽っている。

しかし、このブログの読者ならば3番艦なんてハッタリで使えない事はご存知だろう。
米海軍、中共の建造中空母の写真を公開

なお、最新の状況は以下の写真が公開されている。

この進水時期だが、予定より遅れているとも伝えられているが、それについて某コメンテーターは「カタパルトシステムが上手くいっていないのだろうか」何てトンマなコメントをしていたが、進水というのはドックに注水して水上に浮かべるようになるだけで、この状態では単なるドンガラだ。

これから艤装が行われて、更に試験を繰り返して、実際に就役するのは大分先になる筈で、2024年以降と言われている。「以降」ってことは10年先かもしれないし、永遠に使い物にならない‥‥かもしれない。

そして未だに電磁式カタパルトの計画を推し進めているようだが、まあ今更蒸気式に変更といっても、これまた簡単ではない。それにしても膨大な電力を必要とする電磁式カタパルトを原子力ではなく通常動力で運用するっていうのも、成功の確率は限りなくゼロだろう。

そう言えば、1番艦の遼寧は先月20~21日に沖縄本島と宮古島の間を抜け、太平洋から東シナ海に入ったと日本の防衛省統合幕僚監部が発表していた。遼寧にはミサイル駆逐艦3隻、高速戦闘支援艦1隻が伴走していたという。

それ以前の16日間は合計300回、艦載機の発着艦訓練を行ったというが、遼寧には9機のJ-15戦闘機が搭載されていたと言われているから、この9機が16日かけて300回の発着艦を行った、と言う事だろうか。

さてこの訓練、実は遼寧を米空母に見立てて、中国本土からのミサイル攻撃のためのシミュレーション訓練をするためだった、という説もある。成程、それならデカいドンガラが航行していれば良いわけで、ついでに近隣への威嚇にもなる。

ところで、9機のJ-15戦闘機を搭載というが、いずもはF-35Bを10機程度搭載するというから、これじゃあ遼寧と同等以上であり、しかもポンコツのJ-15に対して最新のF-35Bだ。まあF-35BはVSTOBL機のために艦載機のF-35Cよりも多少性能的に劣るが、それでも中共のガラクタ戦闘機よりは遥かに戦力になるから、いずもの空母化が完成して就役する事は中共にとっては大いなる脅威なのだろう。
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尤も、いずもが空母として就役するまで、中共があるのかの方が興味があるが(笑
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