インターネットのプロバイダーを変えてみた
6月 17, 2022
我が家のインターネット環境は2001年にサービス開始と共に大騒ぎとなったヤフーBB(ADSL)を使用していて、途中SoftBank光に変更して現在に至っている。
最初のヤフーBBは確か8Mbpsだったが、その後12Mbpsに変更した。それでも実際の通信速度を測定すると下りでも3Mbpsくらいだった覚えがあるし、12Mbpsに変更してもやっと5Mbps、上りに至っては1Mbps以下だったと記憶している。
まあそれでもADSLを導入して、最初にPCの画面にヤフーのトップページが表示された時は感動したものだった。それまでは勤務先で無いと見られなかったものが自宅でも動くのだから、これは大変な事だった。
当時の日本はデジタル回線ではINS64があったが、恐ろしく高価であり、しかも大して速くは無いし、おまけに常時接続なんて事も出来なかった。しかも、この分野では韓国が早くから回線網を整備していて、個人住宅のインターネット環境は圧倒的に勝っていたという、何とも情けない状況だった。そしてこれから日本が必死で整備しても追いつけるのだろうか、と心配していたのだった。
ところが、あっと驚くヤフーBBの出現により、既存の電話線を使ってブロードバンドが実現してしまうという事で、これにより一気に韓国を追い越してしまったのだが、そのヤフーBBを創立したご存知、孫正義氏は1990年に日本国籍を取得するまでは韓国籍だったのも、何とも皮肉なものだ。
その後時代は家庭でも光通信の時代となり、これに合わせてNTTのフレッツ光にしたのだが、プロバイダーはヤフーBBからの持ち越しでソフトバンク光を導入した。ただし「光」とはいえ、マンションタイプといわれるもので、部屋への配線方式が電話回線(VDSL)となる事などで、ひかりという程には速くないのだが、それでもまあ実用上では問題なく、それ以前のADSLに比べれば体感的にもその速さを感じる事が出来た。
ところが、2年程前から短時間とは言え通信障害が発生し、今年の北京五輪の時は殆ど繋がらなくなり、それが1週間も続いてしまった。その後は大きな障害が無いと思ったらまたまた同様な障害が発生し、この時は2日程で回復した。
これが、マンション内の容量不足なのか、ハタマタ地域の問題なのか、それともプロバイダー自体に問題があるのか等、全く不明の為に、これぁプロバイダー乗り換えかな、と考えていた。
そこに上手い具合にNURO光の接続ができるようになり、これは自宅まで光ファイバーを引き込む為に大いに速度アップが期待できる。しかも、通信費も寧ろ安くなるのだからこれに乗り換えない手は無い。
ということで2日前に目出度く開通した。ソフトバンク光では実測で下りでも50Mbpsくらいだったが、NURO光では
なんと、一桁以上のアップとなった。
ただし、上記はメインのデスクトップ型であり、個人用としては可なりの高性能機だが、家族が使っている一般的なノートパソコン、それでも3年程前のCore i5なのだが、実測では下りで60Mbps程度と大した高速化にはならなかった。
これについては、今後色々対策を練ってみるが、NUROに代えても即高速化とはならない場合もあるかもしれない。
いやそれ以上に、1Gbpsに近い速度でも実際の使用では相手のサーバーが対応出来ないために、目に見えて速くなったとは感じられない事が実感できたことで、結局最大のメリットは安定性と低価格と言う事かな。
という訳で、あくまで我が家の結果だが、条件が当てはまれば検討の余地はあるだろう。
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