韓国通貨崩落買い支えで 外貨準備高がIMF勧告水準下回る
7月 7, 2022
韓国通貨ウォンが1ドル1300ウォンを超えた事で、為替当局が防衛の為にウォン買い支え介入した結果、同国の外貨準備高が急減している、という。
そう言えば、このところウォンのレートチェックしていなかったが、さてどうなっているのか、と調べてみたらば‥‥おおっとぉ~、1300ウォンを超えての攻防になっていた。それもピークでは1315ウォンに達している。
この介入により、韓国の6月末の外貨準備高は前月末に比べて94億3000万ドル減少し4382億8000万ドルとなり、これは世界的な金融危機当時の08年11月(117億5000万ドル減)以降の13年6ヵ月で最大の減少となった。
IMF(国際通貨基金)は年間輸出の5%、通貨供給量の5%、対外流動債務の30%、外国為替証券およびその他の投資残高の15%の合計の100~150%を適正な外貨保有高としているが、韓国の外貨準備高はこの水準を下回っている。
ウォンは既に昨年末から下がり続けていて、既に3~6月の4ヶ月で234億9000万ドル減少したが、1か月で約94億ドルというのは凄まじい。このまま韓国の外貨準備高が減少すれば、為替相場の防衛が難しくなる可能性があり、その時点で一気に暴落する事も過去の事例を見れば充分に在り得る。
1997年、2008年に続き3回目‥‥とか?
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