安倍元総理銃撃に使ったのは手製のショットガン?

7月 9, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

安倍元総理の銃撃事件の第一報では拳銃が使われたと報道されたが、その後は散弾銃に代わった。その時不可解だったのは、日本で散弾銃といえば狩猟に使うものだが、それは長さが長くて、これを持って演説会場をウロウロするなどは考えられない。

尤も、軍用や警察用として銃身が短くストック(銃床)も無い特殊なタイプ(写真下)もあるが、それとて隠し持てる程には小さくない。

そんな疑問を持っていたら、どうやら使用された銃は手製の密造品らしい、と報道され始めた。

ュース画像から密造銃らしきものを切り出してみると‥‥

パイプ状のものが2本並列に見えるが、これが銃口だろう。確かに形状からみて拳銃やライフルの弾を発射するには径が大きすぎる。では市販の装弾(散弾銃の弾薬)を使ったかと言えば、それは無いだろう。

その理由は前回のブログでも指摘したが、市販の装弾ならば無煙火薬を使っているので殆ど煙は出ないが、発表時の動画を見れば物凄い紫煙が発生して、発射後も煙が漂っている程だから黒色火薬を使用していると推定出来る。
【緊急事態】安部元総理が銃撃され重体

という事は装弾も自作という事だろう。黒色火薬は花火にも使われているから、例えば市販の花火をバラして火薬を集めれば可能だ。また散弾用装弾は弾頭に相当するペレットはパチンコ玉のような鋼球であり、この入手も決して困難ではない。

ここで市販の装弾の形状を以下に示す。ペレットには各種の大きさがあり、写真下は鳥撃ち用のバードショットと呼ばれるもので、小さな弾が数多く入っている。

また、大物猟に使用するバックショットと呼ばれるものもある。

なお、激発は後部中心にある雷管を銃のハンマーで叩く事により内部の火薬に着火する事で弾丸を発射する。

黒色火薬を筒に入れて、筒の全部にはベアリング用の鋼球や釘を切ったもの等を入れれば手作りの装弾となるが、問題は雷管が手に入らないので火薬への着火をどうするかだ。これにつては報道では、押収された密造銃では電気式の着火装置が付いていたという。

成程、電気スイッチをトリガーとすれば、このスイッチを入れる事で激発出来るから、銃本体・装弾のいずれも自作は出来るのだった。

日本は世界一銃規制の厳しい国だが、それでも今回の事件をみれば、如何に銃の所持を規制しても密造されれば何の役にも立たないという事だ。

まあ、お花畑の左翼は訳も解らずに更なる銃規制が必要とか騒ぐかもしれないが‥‥。

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