韓国産の超音速お笑い戦闘機KF-21が遂に初飛行に成功

7月 20, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

韓国自慢の国産超音速戦闘機KF-21といえば、試作機が完成したのが2021年4月で、文ちゃん立ち合いの元、華々しく出庫式を行ったが、その直後に何故か分解された。
韓国 新型戦闘機KF-21 文ちゃん立会いの出庫式の後にバラバラに分解

その後、今年1月にやっと姿を見せ、6月から試験飛行を行うと言っていたが、1か月遅れで兎に初飛行に漕ぎつけたのだから、思いのほか上手く行ったという事だ。

初飛行は7月19日に慶尚南道泗川の韓国航空宇宙産業(KAI)本社近くに位置する韓国空軍第3訓練飛行団の滑走路から離陸し、33分間の飛行を終えて午後4時13分に成功裏に着陸した、というから、こりゃ韓国ではホルホルしているだろう。

この初飛行では、METEOR空対空ミサイル4発を搭載していたが、赤外線追跡・探知装置(IRST)など他の主要装備は搭載しなかったようだ。更にKF-21は超音速戦闘機だが、初飛行では超音速まで加速せず、時速400キロ程度での飛行のみだったというが、まあ兎に角空を飛んだのから、これは大・大成功だ。

実は同機は今年6月に「初飛行準備検討会議(FFRR)」が行われ、今月6日に地上滑走の場面が初公開されていたのだった。尹大統領は5月10日に就任したから、この時既に文ちゃんは退任していたタイミングで、いや文ちゃんだったらホルホルと大騒ぎだったろう(笑

KF-21は今後4年間、2200回のテスト飛行を通じて各種性能と空対空武装適合性の確認などを完了すれば、2026年から本格的な量産に入る。2028年までに40機、2032年までに計120機を実戦配備する計画で、空軍の老朽化した戦闘機のF-4、F-5を代替する予定という事だ。

この話はKF-21の開発経過が未だ判らなかった5月には既に伝わってはいた。
韓国空軍 未だ飛ばないKF-21含め新規戦闘機60機確保で老朽機種早期入れ替え

ところで老朽化していて代替えが必要なF-4とは愛称「ファントム」で知られた代表的な米戦闘機だが、運用開始は1960年で米空軍では1996年に退役している。

F-5は1964年から配備され、F-4と比べて小型軽量で取得や運用も容易で、冷戦当時にアジアやアフリカ、南アメリカなどの米国と友好的な発展途上国にも大量に輸出された。このために今でも現役で結構使われているし、カナダ、スペイン、台湾、韓国でもライセンス生産され、採用国は世界で約40ヵ国にも及んでいる。

KF-21が初飛行に成功したとはいえ、これがマトモに戦闘機として使えるまでに改良され、さらに量産が軌道に乗るまではそう簡単にはいかないだろう。

さ~て、今後どんなお笑い事態が勃発するか。

こりゃ楽しみだ。

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