中共の嫌がらせ軍事演習最終日は最後の力を振り絞って
8月 8, 2022
ペロシ米下院議長の訪台に対して勇ましい事を言った割には、実際には手も足も出ずに大恥をかきメンツを失ったキンペイは、国民の不満を逸らすために必死になって台湾付近での軍事訓練を行い、その一つが戦闘機などの航空機による台湾海峡中間線を越えての揺さぶりだった。
最初はペロシ議長が台湾に到着した翌日に台湾海峡の中間線を22機が越えたが、その多くはロシア製戦闘機だった。
⇒台湾海峡中間線を越えた中共戦闘機 多くがロシア製のSu-30だった
そして5日には軍用機49機で台湾を威嚇し、その内30機が中間線を越えたのだが、その内訳は‥‥
Su-30が24機、J-11が6機という具合に、相変わらず多くはロシア製戦闘機だった。
そして最終日の7日には、中間線を越えたのはSu-30が8機とJ-11が4機だった。
あれあれ、最終日には殆どまともな戦闘機が残っていなかったのかな(笑
実はSu-30だって、元々米国製に比べて整備間隔が短いし、ましてや中共のSu-30はモデルとしては旧型の部類であり、ロシアだって最新の戦闘機を中共に渡す筈も無い。
ところで、その他の航空機の組み合わせだが、J-10、J-16、Y-8 ASEと同EWは2021年1月に中間線を越えて威嚇した時と全く同じ機種構成であり、何とか動くものを集めている、という気がするが‥‥。
⇒人民解放軍空軍 15機が台湾のADIZに侵入
ただし、最終日の7日にはH-6(轟炸六型)という初めての機種が3機加わっている。これは旧ソビエトのTu-16 爆撃機のパチもので、オリジナル(Tu-16)は1954年から運用されている。
何やら博物館から出してきたような機体だが(笑
という事から、今回の8月3日~7日の威嚇目的の軍事訓練は、中共としては有りっ丈の兵器を出し切った、というところかな(笑
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