ヒュンダイ自 今年の中国での中・大型トラックの販売は1,800台だった
11月 12, 2022
ヒュンダイ自は2012年に中国商用車市場に進出したが、THADD問題の発生後に販売台数が激減し、今年は史上最低の記録となる可能性が大きくなっている。
ところでヒュンダイの中・大型商用車とはどの程度のものなのか興味が湧くだろう?
ヒュンダイ自の中・大型トラックは1977年に日本の三菱ふそうとの技術提携により生産を開始し、1985年には三菱ふそうのザグレートをベースにフルチェンジを行っている。その後も定期的なモデルチェンジを行っていて、エンジンも三菱製のノックダウンから、その後韓国製に変更したりしているが、乗用車と同様に三菱車のコピーだったのだ。
現在のラインナップは中型が「メガトラック」、大型が「エクシエント」という名称で、キャブオーバータイプの外観は、勿論日本のトラックそっくりだ。
ところで中・大型トラックの世界では、実は大きさがそれほど違わないにも関わらず価格や重量などの制約の極めて大きな中型トラックというのは、結構な技術が必要となる。
とはいえ、乗用車のようにモノコックボディでプラットフォームの開発には高度の技術と資金が必要という事は無く、コの字型のフレームを溶接加工したラダーフレームの上にエンジンやサスペンションを取り付ける構造から、自動車技術が低くてもある程度のものは作る事ができる。
そしてサスペンションはリーフリジット、すなわち板バネだから、これまた高度なリンク機構の乗用車に比べれば簡単だ。
話を戻して、THADDによるヒュンダイ車の売れ行き不振というのは韓国側の見解であり
⇒中国市場でボロ負けの韓国車THAADが原因と言うが実は低次元な事がバレただけ
何ていう見方もできる。
そして、上記のように中・大型トラックは技術的にもコピーがし易いから、これぞ中国の得意とする分野であり、実際に中国の中・大型トラックメーカーは20社以上あり、中国からすればヒュンダイの中・大型車なんて全く必要ないのだった。
う~ん、残念でした。
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