日本の半導体ドリームチーム「ラピダス」 2027年から先端チップ量産

11月 15, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

その昔、日本の半導体技術は世界のトップを走っていた。初期のマイクロプロセッサー、8ビットの時代には米国のインテルとモトローラが争っていたが、インテルの80系コンパチのCUPはNECが作っていて、創世記のパソコン名機であるPC8001にも搭載されいた。

これら創世記のパソコン(当時はマイコンと呼んでいたが)については
70年代のマイコン

このように、マイクロプロセッサーで世界のトップを走っていた日本だが、半導体製造技術については徐々に遅れを取り、気が付いたら今や後発もいいところ、となってしまった。それもCPUは勿論、メモリなどは韓国が伸して来るという情けない状況で、要のCPUは台湾のTSMC一強となり、そのTSMC次第でプロセッサーが足りなくなり、自動車の生産が滞るという、何とも危険な状況になってしまっている。

そんな現状で、トヨタやNTT、ソニーグループ、ソフトバンク、デンソー、キオクシア、NECがそれぞれ10億円、三菱UFJ銀行が3億円を出資して、半導体新会社「Rapidus(ラピダス)」を立ちあげ、2027年から先端チップ量産を始める計画が明らかになった。

2027年といえば、あと4年。まあ遅ればせながら日本の危機を何とかしようという事だろう。

日本の自動車技術は世界一。そして自動車は今後増々電子化が進む事は言うまでも無く、その時に肝心のプロセッサーが手に入らない、なんていうのは、最高の魚と凄腕の寿司職人を用意したが、なんと米が手に入らなかった、みたいなものだろうか。

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