就活生の憧れ 東証一部って制度は既に無い!
11月 23, 2022
子供に対する親の希望として、大学はMARCHクラスに合格し、東証一部上場企業に就職というのが現代の一般的な傾向だが、実は東証は既に一部、2部という市場は無く、新しいシステムに移行している。
そして既に今年、4月4日から新区分が始動している。
従来の一部上場企業は多くがプライム市場へと移行したようだが、スタンダード市場に移行した企業もある。
まあ、一部上場企業というのも日増しに企業数が増えてしまい、その昔のような優良企業の代表という意味では怪しくなっていた。なんてったって一時期はサラ金が堂々と東証一部に上場していたのだから。
加えて、大企業でもあえて上場を廃止する例も増えてきていた。要するに上場による資金調達のメリットよりも、株主の要求のデメリットの方が大きいと判断したのだろう。以前の日本では上場企業の株式は系列会社が持ち合っていて、がっちりと安定していたのだが、グローバル化とか言ってハゲタカの餌食になり、日本独特の安定したシステムをぶっ壊されてしまったのだった。
ところで、この新システムへの移行だが、なぜか大して話題になっていないうちに、いつのまにか運用が始まっていたが、何故にマスコミは知らん顔しているのだろうか?
ところで、最初の話題に戻るが、MARCHといっても旧一部上場企業に就職できるという保証は無く、逆に日東駒専でも、いや学部と成績次第では大東亜帝国だって採用される可能性は十分にある。
今時、大学のブランドにこだわっているような企業では、この荒波を乗り切れない、とも言える。
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