愛知県警が岡崎警察署に家宅捜索って、何やってんだか
12月 17, 2022
既に報道されているように、愛知県警の岡崎警察署で勾留中に死亡した男性が、拘束された状態で複数の署員から蹴るなどの暴行を受けていた事が発覚しているが、加えて保護室の和式トイレの水に頭が浸かった状態で放置されていたことが判明した。
これって、言ってみれば警官が大勢で容疑者をなぶり殺しにしてしまった、という事件であり、前代未聞の不祥事となる事は間違いない。この事件では岡崎警察署の幹部も暴行に加担していたと報道されているが、さて、幹部というとどのくらいの階級だろうか? 一般の会社で幹部社員と言えばいわゆる管理職、課長クラス以上だろうか。となると、警察署でそれに相当するのは警部クラスだろう。
この事件に関して、愛知県警はおよそ40人体制で捜査を開始し、16日夜には特別公務員暴行陵虐の疑いで岡崎警察署を家宅捜索し、男性が隔離されていた保護室を映した映像データや関係書類などを押収した、って、あれあれ、県警が警察署を家宅捜索ねぇ。
ところで、特別公務員暴行陵虐罪(とくべつこうむいんぼうこうりょうぎゃくざい)って、どのくらいの罪になるかというと、7年以下の懲役又は禁錮という事だ。しかし、今回は死亡していることから、特別公務員暴行陵虐致死傷罪が成立する可能性が大であり、死亡させた場合は3年以上20年以下の懲役となっていた。
まあ、「主犯格」の警官は懲役20年にでもしないと、世間様が許さないだろう。
警察庁としては、兎に角これは極めて稀な事件であり、犯行に加担した警官は極々稀な存在だ、という事にして、何とか警察組織の崩壊を食い止める事を第一に考えるだろう。
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