中共空軍 過去最多の71機が台湾防空識別圏に侵入

12月 27, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

8月初旬、ペロシ米下院議長の訪台に手も足も出ずに大恥をかいたキンペイは、戦闘機などの航空機による台湾海峡中間線を越えての揺さぶりをかけていた。
中共の嫌がらせ軍事演習最終日は最後の力を振り絞って

しかし、その時の航空機は多くがロシア製だった。中共の戦闘機は一度使ったらオーバーホールが必要な程に耐久性に乏しく、一度出撃したらば当分使用できないようで、その意味では前回から4か月が経過したことで、出撃出来る機体が多少ストックできたのかな(笑

という事で、台湾国防省は26日、昨日(25日)午前6時から午前6時まで、台湾海峡の中央線を越え、南西空域に47機、台湾海峡周辺で活動を続ける7隻の船を含む71機が検出されたと発表した。

この時の航空機の詳細は

これらの内訳を示す。なお()内は8月5日のペロシ訪問時の出撃数を表す。
J-11×12 (0)
Su-30×6 (24)
CH-4 UCAV RECCE x1(0)
J-10×6 (7)
J-16×18 (10)
Y-8 EWx1(1)
Y8-ASWx1(1)
KJ-500×1(0)
WZ-7 UAV RECCEx1(0)
という事で、相変わらず似たような構成だが、前回最多数だったSu-30が18機も減っている。ロシアに整備を断られた‥‥とか(笑

その穴を埋めるべく前回不参加だったJ-11が12機 、J-16は8機増えている。J-11は中共としては欧米の主力機に太刀打ちできる性能を持つといわれている機種で、実はロシアのSu-27の輸入・ライセンス生産・潜りコピーなどがある。

他に初参加なのはCH-4 UCAV RECCE x1とWZ-7 UAV RECCEx1で、因みにCH-4はドローンで米国のMQ-9リーパーのパチもの的な位置づけで、偵察を攻撃の両方に使用できる。

WZ-7は同じくドローンだが高高度長時間耐久無人航空機(UAV)で、主な任務は空中偵察のようで、こちらは米国のRQ-4グローバルホークのパクリという事か。

まあ、いずれにしても各1機だから、試験運用的なものだろう。

またKJ-500という機種が初参加だが、これは早期警戒機で、中共としては最新鋭機の位置づけだ。

このように侵入の規模が大きくなればなる程に、中共空軍の実力を曝け出してしまうというリスクがあるのに、まあ、メンツのためにアホな事をやっているのだった。

しかし、こんなガラクタを揃えた空軍力では、実際に戦えばボロ負けするのは目に見えているから、結局威嚇程度にしか使えない事になる。

まあ、それを言ったらポンコツ空母でウロウロして笑いものになっている海軍も同様だが‥‥。

.