日本の上空にも偵察気球 自衛隊は撃墜できるのか

2月 14, 2023 0 投稿者: B_Otaku

 

米軍の戦闘機が上空に飛来した中国の偵察気球を撃墜した事が大きな話題となっているが、実は日本の上空でも同様な飛行体の確認が相次いでいる。

これに対して防衛省は「気球でも領空侵犯に当たり、必要な対処をする」と撃墜を含めた対応があり得るとの立場を取っているようだが、ハテ、そう簡単に自衛隊が武器を使用出来るのか?

似たような飛行物体は2020年6月と2021年9月に東北地方で、そして2022年1月には九州西方の公海上を飛行する所属不明の気球を自衛隊の哨戒機が確認していた。

自衛隊法では領空侵犯した航空機などに対し、強制着陸や退去をさせるため必要な措置が取れると規定していて、緊急避難や正当防衛に該当する場合は武器使用も可能だというが、撃墜はどうだろうか?

これに対して、浜田防衛相は7日の定例会見で「気球撃墜については可能であり、必要なら実施する」と話したようだが、自衛隊が領空侵犯で対象を撃墜した例は今までに無い。

いやその前に、米国が撃墜した気球は高度2万メートルという高高度だったようだが、F16戦闘機の実用上昇限度は約15,000キロメートルであり、ここから2万メートルの標的を撃墜出来るのだろうか?

まあ、技術的にも政治的にも、中々ハードルは高そうだ。

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