韓国の性別認証アプリ使用トイレ 一方ではジェンダーレス・トイレ
3月 6, 2023
韓国・高麗大学に全国で初めてアプリで認証することで開けられる「女性安心トイレ」が登場した、という。
このトイレは、ドアに取っ手や自動ドアの「開く」ボタンのようなものが一切無く、利用者がスマートフォンに専用アプリをインストールした後、アプリとブルートゥース機能を「オン」にし、トイレのドアの横にあるセンサーにスマホをかざすことでドアが開くといった仕組みになっている、という。
ではアプリはどうやって女性と判断するのかとえば、アプリのインストール時に通信会社を通じた本人確認で女性と認証するようだ。
成程、犯罪防止には役立つだろうが、問題も多いという。何より、ブルートゥースをONにしてあらかじめスマホを用意しておかないと直ぐには開けることが出来ないから、急にトイレを催したときなどはパニックになる可能性がある。また、実際にスマホを持たない清掃員がドアを開ける事が出来す、時間内に清掃ができなかったとか、ITが苦手な中高年などはこのトイレが使えず、いちいち他のフロアに行く必要があるとか、まあ実際に実施したら不具合も続出したようだ。
ところが韓国では、これとは逆に性別に関係なく利用できる「ユニセックストイレ」も増えている、という。このトイレは広さが約6.6平方メートルで中には男性が使うことのできる便器2つと便座便器、身体障害者・高齢者用の手すり、手洗い場などが設置されていというが、これって日本の多目的トイレみたいなものだろうか。
このユニセックストイレも問題はある。男女が仕切り一つを挟んで用を足すことで盗撮や性的暴行などの犯罪が起こる懸念もあり、また既存の障がい者用トイレをユニセックストイレに改造すると、障がい者が使う機会が減ってしまうなどだ。
まあ、これは韓国に限らないが、最近のLGBTQ騒ぎは、例によって怪しげな組織が陰で糸を引いていだろう事は容易に想像ができる。
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