小役人が調子に乗り過ぎて日ハムが出て行った札幌ドームは大赤字必至

4月 5, 2023 0 投稿者: B_Otaku

 

プロ野球・日本ハムファイターズ(日ハム)の本拠地で「あった」札幌ドームは、札幌市が所有・運営している施設だったが、日ハムからすればあまりにも「不平等契約」だった。

その内容は
・使用料がバカ高い。札幌ドーム1試合800万円に加えて観客が2万人を超えると一人当たり400円が加算され、年間使用量は9億円にも及んだ。
・公式グッズなどの売り上げは3割もピンハネされる。
・売店や付加施設の収入は全て札幌ドーム側となる。
・スポンサー広告料も札幌ドーム側に支払われる。
・他のイベントがある時はその度毎に片付ける必要があり、それらの費用も全て球団が支払う必要があり、その経費は年間20億円を超えていた。
・球団側が値下げを要求したら、逆切れして値上げを実施。

まだまだあるぞぉ~
・床はコンクリートでその上にペラペラの人工芝を敷いただけで、選手の怪我が絶えない。
・球団側は再三に渡り天然芝への変更を要求したが知らんぷり。

流石に球団も我慢の限界となったようで、球場の移転計画を発表した。これに対して札幌市側は、どうせ移転先なんかある訳が無い。そのうちに詫びを入れてくるに違いない、と高を括っていたが、日ハムは隣の北広島市に「きたひろしま総合運動公園」の一部を野球場に使用する、という提案を行った。加えて球団は固定資産税・都市計画税の10年間免除という条件も提示した。

これに対して北広島市は度重なる協議により話は順調に進み、2018年末にはついに移転が決定したのだった。きたひろしま総合運動公園は敷地も広く、選手やチームの環境も充分に整えられるという良い事尽くめだった。

勿論、途中から札幌市も焦って幾つかの新球場案の提案も行ったが、内容的にマルで話にならず無視されたのだった。

そして今年、最大の収入源を失った札幌ドームのスケジュールはがら空き状態となっている。

ざまあみろ、というところだろう。

新球場は「エスコンフィールド HOKKAIDO」という名称で、巨大な屋根はオープン可能でデイゲームは明るく、何よりダートのグランドと天然芝が選手の健康にも良いだろう。

ところで、札幌ドームについては、日本ハムが経営権を買収するという提案をしたこともあるようだが、札幌市側は全く話にのらなかった。その最大の理由は、市幹部の天下り先が無くなるのを防ぐためだった!

なっ、なんと、天下りだってぇ。

国家公務員のキャリアー官僚ならともかくも、地方公務員、それも都道府県ではなく「しやくしょ」の小役人が天下りって、なんという奴らだ。

市役所職員と言えば公務員の中でも最悪との誉れ高く、世間からも市役所職員である事がバレると村八分に合う‥‥とまではいかなくとも、絶対に白い目でみられる今日この頃。

今頃、札幌市の担当部署は、如何に言い訳して責任を逃れるかに必至だろうねぇ(爆

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