韓国の高速道路防音トンネルは可燃性材料を使っている
4月 10, 2023
昨年末、韓国京畿道の第2京仁高速道路カルヒョン高架橋の防音トンネル内で火災が発生したが、この時の火災の勢いが極めて強く、5人が死亡、37人が重軽傷を負った大規模火災となった。
火災の鎮火後の防音トンネルは骨組みだけが残り、壁は完全に燃えつきてしまったようだ。
しかし、何か変じゃねぇ?
高速道路のトンネルの壁面材料なんて、どう考えても難燃材の使用が義務付けられている筈であり、となると施工業者の重大な違反か?
と、思ったら‥‥何と、韓国国土交通部の「道路建設防音施設材質基準」に明記さていた「不燃性(容易に燃えない、もしくは急速に燃焼しない性質)の材料を使用しなければならない」という項目が、2012年の改正の際に削除されたのだった。
その理由は工期短縮および施工の便宜性であり、その後の施工は今回の火災部分と同様に、熱可塑性プラスチックの防音板、要するに普通のプラスチックで施工されており、一たびトンネル内で車両火災が発生すれば、トンネル全体が燃えてしまうのだった。
う~ん、さっすがは経済大国、安全性よりも経済性だ。
これは世界中も見習う‥‥訳が無い(笑
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