三菱自動車 中国でのエンジン生産停止で226億円損失
4月 29, 2023
三菱自動車は2022年度単体決算で226億円の損失計上を発表した。
さてその理由は?
中国の国内メーカーはエンジンの生産技術が無い。そのために殆どの中国ブランド車は三菱製のエンジンを使用している。そのために中国ブランドの売れ筋車のスペックを見ると、エンジンは1.5Lと2.0Lとなっているが、これこそ三菱製のエンジンであり、三菱自動車の中国工場で生産されている。
その中国はご存じのように急激なEV化が進んでいて、要するに中国ブランドのガソリン車は減少の一途なのだ。という事は、今まで中国車のパワートレインを独占していた三菱自は売り上げが激減するのも当然というものだ。
そして、中国がEV化に走った理由も、自国にエンジン生産の技術が無い事が原因であり、何の事は無い環境保護なんていうのは単なるお題目だったのだ。その証拠にEVが普及すればするほど商用電力が必要となり、その発電には石炭をジャンジャン使っているのだった。しかもオーストラリアから大量の良質の石炭を輸入していたが、両国の関係悪化により、中国国内産の硫黄分の多い「環境に優しくない」石炭を使うという、なにが環境対策のEV化だよ、と突っ込みたくなるというものだ。
さて、三菱自は本業の自動車生産では鳴かず飛ばずのジリ貧状態であり、あれでよく潰れないものだ、と感心していたら、何のことは無い中国車のエンジンで食っていたのだった。
それでは三菱自動車の運命は‥‥そもそも延命を中国に託したのが間違いの元であり、チャイナリスクの手本を見せてくれたようなもので、会社としての存続も怪しい状態だろう。
残念でした。チーン(^^♪
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