来秋の健康保険証廃止 マイナ保険証一本化は無理でしょう
5月 5, 2023
健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一本化するマイナンバー法など関連法改正案が4月27日に衆院本会議で可決され、残るは参議院での採決だが、これが可決されれば保険証は2024年秋に廃止となる見通しとなっている。
ところが、マイナ保険証の利用は全く進んでいない。最初の出だしでは、病院など医療機関の対応が4月の義務化に間に合わなかった。
⇒マイナ保険証4月義務化、病院対応遅れで間に合わず
それでも、顔認証付きカードリーダーの医療機関や薬局に対する無償提供などで、4月23日時点での申し込み率は92.1%だったという。
医療機関側の準備は何とか整ったようだが、実際の利用については、3月分の健康保険証の利用が全国で1億1537万2102件に対し、マイナ保険証は267万743件で、わずか2.3%だった。
何でこんなに利用率が低いのだろうか? 元々マイナカードは厳重な保管を求めていて、気軽に持ち歩くものでは無い、という認識を国民に与えたのは政府側だった。それを今更、クレジットカードのように常に携帯しろと言われても、一度意識したものがそう簡単に変わる訳も無い。
また、医療現場では保険証の廃止に強く反対していて、4月7日、医師・歯科医師でつくる全国保険医団体連合会(保団連)は国会で保険証廃止の撤回を求める集会を行った。
医療行政で現場の医師に反対されたら、この計画は失敗に終わるようにも思えるが。
そもそも、情弱役人達がマイナカードを使ってIT化を図ろう何て考えが間違いだったのだ。
先ずは役人の組織のガラガラポンを実施して、総入れ替えでもしなけえば達成できない話なのだが、それも不可能だし‥‥。
要するに、お先真っ暗の袋小路たった。
残念っ!
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