殆どワクチン接種の無い北朝鮮の新型コロナ蔓延はなぜ終息したのか?
5月 9, 2023
北朝鮮は近々、最大の貿易相手である中国との国境開放を行う予定だという。
そういえば、北朝鮮の新型コロナ蔓延危機はどうなったのだろうか?
北朝鮮は昨年5月に初めて新型コロナの発病を認め、その後8月には終息宣言を行った。その間の発熱者は477万人だが、死者は僅か73人と発表されている。まあ、あの国の事だから数字は全く信用できないが、それにしてもワクチンの接種も殆ど行われていない状況で、何故にこれ程簡単に危機を乗り切ったのだろうか?
一つには、新型コロナが最初に蔓延した当時、北朝鮮は完全に国境を封鎖して、初期の致死率の高いウイルスを封じ込められた事で、昨年初めて感染が広がった時点でのウイルスは既に弱毒化していた、という推測だ。
そしてもう一つの推測は、北朝鮮以外でも貧困国家においてはワクチン接種が出来ない状況で、その割には大した死者が出ていない例が結構あるようで、北朝鮮もこの例ではないか、という事だ。
もしかして、ワクチン接種をしない事が、初期には多少の犠牲者が出たとしても、結果的には被害が少ない‥‥とか? そして北朝鮮は感染により自然免疫を身に着けた事で、ワクチンによる免疫よりも強力な免疫効果を取得したと考えられないだろうか。
しかも、最近徐々に指摘されているワクチンによる免疫システムの崩壊の可能性を抱えた先進国に比べて、自然免疫を身に着けた貧困国家の方が将来の健康では良い結果が出てくるかもしれない。
皮肉にも、金が無くてワクチン接種が出来ない事が、逆にワクチン詐欺を回避できた‥‥とか?
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