仏様は千年以上前からXジェンダーだった

5月 12, 2023 0 投稿者: B_Otaku

LGBTに端を発し、それに「Q」を加えてLGBTQになったり、遂にはXジェンダーなんていうカテゴリーまで現れた。

Xジェンダーってなんだ、と思ったら、男性・女性のいずれにも属さない性自認を持つ人を意味するのだとか。因みにこの呼び方は日本で生まれたもので、英語では「Gender queer」などと呼ばれている。なーんだ、それじゃあXジェンダーこそがLGBTQの「Q」だったんだ。

さて、このXジェンダーとは、外見上はどうなのだろうか?

どちらとも言えないような中間的なファッションなのだろうか。それともある時は男性的、はたまたある時は女性的なのだろうか。

自らがXジェンダーと自認しているタレントの大和田獏君の場合は

そう考えてみると、仏様は基本は男性だが相手に合わせて、場合によっては女性的なキャラクターに変身できるようで、これってXジェンダーじゃないのかぁ?

たとえば、仏様としては最もメジャーな釈迦如来、すなわちお釈迦様は下の写真の右側を見れば優しさはあるが基本的には男性的だ。元々の生まれはインドの王子であり、当然男性。ところが、写真の左側もお釈迦様だが、こちらは女性に見える。

同じ例は殆ど全ての仏様に見られることだが、その一例として普賢菩薩の場合も男性キャラと女性キャラがある。

真言密教には全ての仏様の関係を表す「曼荼羅」というものがあるが、これが2種類あって知恵を表す金剛界曼荼羅は男性的なキャラクターとなっている。そしてもう一つは胎蔵曼荼羅で、これは妊娠、出産、子育てなど、慈悲を表す女性的なキャラクターだ。

因みに密教の最高峰である大日如来は、煩悩(迷い、悪い考え)を持つ人間を救うべく、とっ捕まえて煩悩を切り取り、炎で焼き払う不動明王に変身する。世間で「お不動様」と呼んで多くの人がお参りしているのがこの不動明王だ。

おおっ、おっかねぇ。これは男性丸出し。

このように仏教での仏の存在は、性別の枠を超越していて、要するにXジェンダーであり、これは千年以上前から当たり前だったのだ。

な~んだ、今更騒ぐ事では無く、日本では千年前からそんな事は当然と思われていたのだった。

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