プーチン大統領に逮捕状を出したICC検察官をロシアが逆指名手配

5月 21, 2023 0 投稿者: B_Otaku

 

今年の3月17日、国際刑事裁判所(ICC)はロシアが侵攻したウクライナからの子どもの連れ去りに関与した疑いがあるとして、戦争犯罪の容疑でロシアのプーチン大統領に逮捕状を出した。

これに対してロシアのペスコフ大統領報道官は「ロシアはICCの司法権を認めておらず、決定に法的な意味はない」と指摘し、更に「言語道断で受け入れがたい」と批判した。ICCはロシアに対して身柄引き渡しを要求するとみられていたが、勿論そんな事に応じる筈も無い。

そして、こんな事に黙っているロシアではない。5月19日、ロシア内務省は、ロシアのウクライナ侵略を巡ってプーチン大統領らに戦争犯罪の疑いで逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン主任検察官を指名手配した。

ロシア連邦捜査委員会は既に3月、カーン氏とICC裁判官3人に対する捜査を始めると発表し、さらに4月末にはICCの逮捕状執行に協力した場合刑事罰を科す法律が発効している。

そうなると、プーチン氏の逮捕状発行に関わったとされる日本の赤根智子氏らICCの裁判官3人も指名手配されるのだろうか? ただし、今のところ赤根氏を含む3人が指名手配されているという情報は無い。

実はこのICC,米国も中国もロシアも加盟していない。国連常任理事国であり世界で最も主要な国家が加盟していない国際裁判所なんて、確かに殆ど意味は無いよなぁ。

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