文在寅時代の脱原発のツケは膨大で国民負担は今後も続く
6月 9, 2023
我らの文ちゃんは任期中に自らの人気稼ぎの為に数々の無茶な政策を実施したが、中でも脱原発政策は殆ど自殺行為であり、政権が変わった今でも弊害が続いており、これは当分克服出来ないという。
脱原発政策の「効果」は、韓国電力公社(韓電)、韓国ガス公社の巨額赤字で可視化された数十兆ウォン規模のツケとなり、結局は電気・ガス料金に上乗せされて国民が負担する事になる。
文ちゃんは就任直後の2017年6月に行われた古里原発1号機の廃炉宣言式で「脱核」を宣言し、脱原発政策にかじを切り、当初稼働が延長される見込みで7,000億ウォンを投資して設備を交換した月城原発1号機の稼働を停止した。
さらに工事が28%進んでいた新古里原発5・6号機も脱原発議論で工期が延び、1000億ウォンに達する損失を出した。建設用地の造成が進んでいた新ハンウル原発3・4号機は建設が中止され、慶尚北道盈徳郡の天地原発1・2号機と江原道三陟市の大津原発1・2号機の建設計画は白紙化された。
2023年で稼働認可が満了する古里原発2号機をはじめ、原発10基は稼働を継続できるにもかかわらず、稼働延長を禁止した。
結局、新規原発の建設中止、既存原発の稼働延長不認可、商業運転許可遅延など脱原発政策による被害は巨額だった。
そして昨年5月、尹政権発足と共にこれらの脱原発政策は撤回されたが時すでに遅く、今年1年間で韓電は2兆5千億ウォンの追加負担が発生している。
原発を停止したにもかかわらず、更に「温室効果ガス40%削減」なんていう無茶な政策を推進したから、GDPは83兆ウォン減り、経済成長率は4%下がり、求人は46万件が消失するという、文ちゃんの実績は何て偉大なんだ!
ところでその文ちゃん、来月公開される自身のドキュメンタリーで「5年間かけて成し遂げた成果があっという間に崩れた」と嘆いたと言うが、いやいや、たっぷり残っていますよ。
膨大な負の遺産が!
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