クルマ試乗記の裏話16 【2004年は年初から試乗】
8月 11, 2023
2004年は年初から試乗を始め、この年は結局月1回のハイペースで試乗を行う結果となった。まずはBMW MINI で、実はこれは友人のクルマだった。
BMW ミニ ONE(MT) (2004/01/12)
ミニというのはオリジナルの時代から特定のファンがいて、一台はこれを持っていないと不安になるようだ(笑
この友人のミニも普段は奥さんの買い物用に使われているようだが、亭主の趣味でこんな乗り辛いクルマを常用しなければならないのも、ある面不幸だが(笑
それでもBMWになってからは大分マシになったようだが、以前のミニ(Cooper)は半端でなかったし、近所の奥さん仲間が「主人が◯◯さんのクルマって小さくて可愛いから、お前もあれに乗ったら良いじゃないかって言うんですよ」と、完全に軽自動車か何かと勘違されていた、と嘆いていたが(爆
1月は更に池袋のトヨタ アムラックスでアベンシス、2月には同じくクラウンアスリートとアムラックスの試乗も徐々に実施してきた。
トヨタ アベンシス (2004/01/19)
トヨタ クラウンアスリート2.5 (2004/02/02)
アベンシスはトヨタの欧州向けDセグメントサルーンで、これが日本でも発売されたという事で、欧州車ファンとしては極めて気がかりなモデルだったから、早速試乗してみた。しかし結果は、欧州車の悪い面を強調したような車で、期待は完全に裏切られてしまった。
クラウンアスリートはクラウンとしてはスポーツ系に振ったモデルで、オヤジ丸出しのクラウン的なものを極力排除したようで、その意味ではクラウンとしてはマシなモデルだった。
トヨタの2車とも、ブレーキに関してはボロクソの評価となったが、当時の日本車のブレーキは本当に良くなかった。その一つにパッド材質が長年使用していたアスベストが発癌性の問題から使用できなくなり、アスベストの代わりにアラミド繊維を使用したノンアスパッドが使用されていた事も原因だろう。
この問題は当然カーメーカーも認識していたし、トヨタはその実態調査をブレーキメーカーと共同で行ったが、結果はBMW3、5シリーズがダントツで、その結果には大いに落胆する事となった。それからはハイミュー(摩擦係数の大きい)のノンアスパッド開発や、ブレーキ系の剛性アップなど本気で改良を続けた事で、今では国産車のブレーキも充分な効きを発揮しているのは目出度い事だ。
さて、この当時のアクセス数の記録などは無いので何とも言えないが、2001年末にHPを開設してから既に2年が経過しており、多少アクセスも増えてきた記憶がある。
.