7~8月の台風で中国の被害は2兆円 更に2つの台風が接近中
8月 31, 2023
中国東部を直撃した台風5号の為に、7月末から8月初めの北京の降水量は744mmという観測記録の残る140年間で過去最多だった。ところが、北京中心部では冠水などの被害は殆どみられない一方で、隣の河北省では390万人が被災し4万軒以上の家屋が倒壊し、被害額は約2億円と言われている。
しかし何故、被害が北京中心部では少なく、河北省が甚大なのだろうか。実は北京を守るために河北省を『掘』として犠牲にしたのだった。中国では大都市を水害から守るために周辺に溢れた水を流し込む『蓄滞洪区(ちくたいこうく)』と呼ばれる遊水地があり、そこには人が住んでいるのだった。
北京にはキンペイの肝入りで進めている副都心プロジェクトがあるが、この場所は元々低層湿原で浸水しやすい。このキンペイの重大計画を守るために隣の河北省が犠牲になったのだった。
その中国に向かって、現在2つの台風が進行中であり、特に11号は北京に近いコースを辿りそうだ。11号は現在、中心気圧985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルだが、今後海上を進む間に発達するだろう。
9号は現在920ヘクトパスカル、最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルという超大型となっている。
考えてみれば、中国は毎年今頃には大規模な洪水で大きな被害が出ているが、それでも国自体はなんとか保っている。
加えて、不動産バブルの崩壊で大手不動産会社の超大型破綻の兆しなど、常識で考えれば国が崩壊してもおかしくないが、どういう訳かキンペイもいまだ権力の座に付いている。
それでも、世界から全く相手にされない日本への処理水排出バッシングなど、必死で国民の目を国外に逸らそうとしているが、何時まで持つのだろうか?
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