特殊詐欺のルフィら４人 強盗殺人容疑で再逮捕

今年２月、フィリピンの入管施設に収容されている間に何件もの詐欺や強盗を指示したとして日本に強制送還され逮捕された4人だが、取り合えずは詐欺容疑での逮捕拘留が行われていた。しかし、量刑から言えば強盗の方が遥かに重く、しかも狛江の事件は被害者が死亡しているから強盗殺人事件だ。

この事件での実行犯は既に強盗殺人で逮捕されており、アルバイトで悪に手を染めた結果が強盗殺人で、これは死刑か無期懲役という、全く割に合わないことで人生を終わらしてしまったのは、まあ、自業自得だが、それを指示した黒幕が詐欺罪だけでは、世間様が許してくれる筈もない。

しかし、専門家の見立ては何れも強盗を指示した事を立証するのは極めた難しいという事だった。

そうは言っても、指示役が罪に問えない何て事を国民感情が許すわけもなく、ここは司法の威信にかけても4人を強盗殺人で有罪にするべく総力を挙げるだろう、と思っていたが、昨日、4人を強盗殺人容疑などで再逮捕した。

勿論、こうなったら何が何でも有罪にしなければ、これまた警察・検察の威信にかかわるから、有罪にできるだけのストーリーは出来ているとは思うが。

ところで、世間の興味は4人のうちで誰が「ルフィ」なのかと、果たして量刑はどうなるのかだが、過去の判例では一人殺害ではなかなか死刑にはならないようだが、今回の場合は犯罪件数も多く、内容も極めて悪質という事もあり、死刑判決がでる事もあり得るのではないか。

実はこの容疑者の誰かは日本に強制送還される事が決定した時に、死刑判決を受ける事を一番心配していたという。

死刑制度については色々問題もあるだろうし、犯罪抑止の効果は薄いとも言われているが、この4人のような犯罪者に対しては十分な抑止力になり出てこないとは思うが‥‥。

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