最近の中高一貫校
9月 19, 2023
我々が中・高校生の頃、言ってみば半世紀以上も前だが、当時の中高一貫校といえばバリバリの優秀校というイメージだった。小学校の優秀な先輩が開成中学に受かって、親は本当に喜んでいたし、近所でも凄い凄いと言われていたのを覚えている。
確かに開成や麻布、そして公立では東京教育大(現筑波)や学芸大の付属も優秀だった。とはいえ、それ以上の超エリートコースといえば、日比谷付近の公立中学に越境入学して、日比谷高校に入学するという方法があった。ここで、「越境入学」というのは、日比谷高校を受験できる学区域の公立中学に入学するために住所を移すことで、勿論実際に住んではいない場合が殆どだった。
さて、話を戻して、先日のブログでスーパーの駐車場で轢かれそうになった話で、運転していたバカ主婦と共に車に乗っていた、これまたバカ娘の制服が近隣の私立中学の制服のようだった。そういえば、この中学のトレーナーを着た運動部の生徒らしき集団が、バスの出口付近を占拠して大迷惑だった事を思い出した。しかも、優先席まで居座っているのだから、マナーのかけらも無い集団に唖然としたのを思い出した。
そこで同中学、仮にA中学としよう、の偏差値を調べてみたらば、四谷大塚のデーターでは男子41、女子42だった。な~る程、こりゃ生徒のマナーも質も悪い訳だ。
因みに20年ほど前は同地域という事もあり、A中学のライバル的存在だったB中学はといえば、男子62、女子64だった。これぁ随分な差になったものだ。
そのA、B両校とも高校からの募集もあるが、それらを含めての大学合格実績を調べてみたらば‥‥
A高校:東大1、慶応義塾7、早稲田38
という具合だった。それでは、B高校はといえば、
B高校:東大8、京大1、一橋2、東工大7、早稲田97、慶應義塾53
こりゃあ、大変な差だ。というか、中学の偏差値を考えれば当然過ぎるのだが‥‥。
いや、まてよ、この結果は6年前に中学に入学した年代の話だから、今の偏差値40代の年代が大学受験したときには、もっと悲惨な結果になっている可能性は十分にある。
という事で、偏差値とマナーは比例する、というのが現実のようだ。
それにしても、経営の優劣でこれほどまでにレベルが違ってしまうのも驚きだ。
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