クルマ試乗記の裏話24 【アフィリエイト 1】
10月 8, 2023
初期の試乗記を振り返るという企画は現在2005年の年頭まで進んできたが、ここで少し方向性を変えて、ネットによる広告収入について当時の状況をまとめてみる。
試乗記にもある程度の固定客、というか有難い事に熱心な読者も付いてくれつつある状況で、そのなかの人から、何時も只で読ましせてもらっているので、アマゾンの広告を貼ればそこから購入しますよ、という有難いアドバイスがあった。
そこで早速アマゾンアソシエイトに申請を出したところ、これは簡単に通ることができた。アマゾンアソシエイトは、自身の記事中からリンクした先で購入があった場合、その単価の何パーセントかが報酬となる、いわゆるアフィリエイトだ。
はっきり言って紹介料の料率が低いから、千円の本を買ってもらっても3%として30円であり、これで千円稼ぐのは大半なことだが、それでも無いよりは嬉しいもおんで、気持ち的にも気分の良いものだ。
そうなると、他にも広告収入を稼ぐ方法はないだろうか、と考えるのは当然であり、早速いくつかのアフィリエイトに申請を出したみた。
先ずは当時最も審査が厳しいと言われていたバ〇ュー〇マースに申請を出したが、なんと却下!しかも、ここは一度却下されると再度申請が出来ないというもので、流石にこれは落ち込んだ。
とはいえ、ここで気持ちを新たにして他のアフィリエイトに申し込んでみた。はっきり言ってこれらは「出せば通る」程度のもので、内容もそれなりだった。すなわち、ろくな広告は無いし、それを探して各ページに1枚ずつ貼り付けてという手間が掛かる割には殆ど収益に繋がらないというもので、これらからの収入は早々に諦めた。
ところが、この手の業者は今でも存続しているのがこれまた不思議だったが、考えてみれば広告主からは恐らく各アフィリエイターのサイトで表示された分の広告料を取っているんだろうから、弱小サイトに少しづつ表示させても、全体のサイトの数が多ければ結構な商売になるのではないだろか?
と、そんな時に2003年末にあのグーグルアドセンスが配信サービスを開始していた。不覚にも当時それを知らなったのだが、程なくしてグーグルから直接メールが来て、是非申し込んでほしいということだった。
勿論、言われるままに契約をして、さて翌月、あっと驚く、それまでのアフィリエイトに呉べれば驚く程の収入が得られたのだった。いや、ちょっと大げさだったが、それまでが限りなくゼロか精々月に数百円だったから、行き成りその10倍近い収益には驚いたのだった。
当時は当サイトのページビューも急成長している時期で、徐々に試乗サイトとしての知名度もあがってきたところだった。
そんな状況で、なんと1年前に拒否されたバ〇ュー〇マースから、是非提携してほしいというメールが入ってきたのだった。要するにこの世界はアクセス数が命!ということで、これは当然今でも変わらず、特に動画配信サイトなどでは億の年収だって夢じゃあないが、そのためには法律すれすれ、いやガーシー被告のように違法な手段もいとわず、という時代になってしまったし、一度は国会議員にまでなったのだから、いまやネットの力は絶大だ。
つづく
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