イスラエル 住民に避難ルートを指示後ガザ初の地上作戦遂行

イスラエルはガザ地区北部に住むパレスチナ人に対して24時間以内に南部に退避するよう勧告していた。
⇒イスラエルが１００万人のパレスチナ人に２４時間以内の退去を命令

これに対して、100万人もが24時間以内に退避なんてできるのかという事と、ハマスは人間の盾が必要だから、すんなりと南部への退避を認めるのか、という疑問もあった。

そこで、伝わっている情報を整理すると

13日には既に多くの避難民が車で移動を始めているが、交差点は大渋滞となっている。

渋滞の後尾の更に後方には黒煙が見えているという緊迫した状況だ。

下の写真を見ると、避難民の乗る車は旧型とは言えランドクルーザーやEクラスである事を見れば、貧しい一般のパレスチナ人ではなく、富裕層とか医師や技術者などの専門職では無いだろうか？

イスラエル軍は13日夜、過去24時間の作戦で歩兵と戦車部隊がガザ周辺部に侵入し、ハマスによるイスラエル領内への攻撃阻止や、拉致された人質の居場所確認を目的とする「局地的な急襲」を行ったと発表した。

今後イスラエル軍はガザ地区への本格的な地上部隊の侵攻を行うだろうが、そのためには侵攻前に空爆により完全に建物を破壊しないと、ゲリラ戦では極めて不利になる。という事は北側から徐々に段階を経て空爆による完全破壊と地上軍の侵攻を繰り返すだろうから、これは長期戦になりそうだ。

なお、ハマスはガザ地区に地下道を張り巡らしていると言われているし、一部の映像は公開されているが、地上を制圧した段階で地下に対しても毒ガスの封入などで地下道の無力化を行うだろう、とも言われている。

ところで、どうやら今回のハマスのテロは既にエジプトが情報を入手しており、それをイスラエルにも伝えている、と言われている。それなのにイスラエル政府が対策を講じなかった理由の一つに、陰謀論的なものも噂されている。

すなわち、ハマスによる言語道断の非人道的行為が世界中に知られる事となれば、世界が一丸となってイスラエルを支援するし、多少手荒な方法で一般のパレスチナ人に被害が及んだとしても、ハマスをこの世から消し去る事は必要だと認識される事もできる。

加えて、ハマスに同調してテロを起こすであろう、他のイスラム原理主義手集団も一気に壊滅させれば、目出度くもこの世からイスラム原理主義者が消え去るという事になる。実はこの手法、ウクライナに世界中のネオナチ主義者を集めて戦争というドサクサで抹殺してしまったのと同じ手法だった。

.