岸田外交でフィリピンとの準軍事同盟を推進していると警戒している韓国

11月 7, 2023 0 投稿者: B_Otaku

 

岸田首相のフィリッピン訪問では、中国を念頭に安全保障協力を強化する事と、日本は沿岸監視レーダーを供与する事で合意したが、この動きに対して警戒しているのが韓国だ。

韓国のマスコミは、日本がフィリピンやマレーシアなど東南アジア諸国と外交面・軍事面での協力強化を通じ、中国の太平洋進出を阻止する「中国包囲網」を形成している、と伝えている。そして、米国がウクライナや中東での戦争で中国への対応が回らない状態で、東関アジアに空白ができる事から、それを埋める役割を日本が担おうとしている、と伝えている。

そして3日、岸田首相はマルコス大統領との会談でRAA締結に向けて近く交渉を再開する事で一致したとも伝えている。

ここでRAAとは何かをいえば、これはReciprocal Access Agreement(部隊間協力円滑化協定)の略であり、現在英国およびオーストラリアとの間で締結されている。Japan-UK Reciprocal Access Agreement(日英部隊間協力円滑化協定)の正式名称は「日本国の自衛隊とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の軍隊との間における相互のアクセス及び協力の円滑化に関する日本国とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国との間の協定」という長ったらしいものだ(笑

具体的にこの協定が適用されるのは、どちらか一方の部隊派遣国からの事前通報があり適当な場合は、外交上の経路を通じて派遣国に対し速やかに船舶、航空機及びそれらの構成員や文民構成員の飛行場や港へのアクセスを許可する、というもので、勿論NATOのような軍事同盟ではない。

まあ考えてみれば、日本は憲法の問題があり、フィリッピンやマレーシアに中共が攻め込んだとしても、自衛隊は支援する訳にはいかないのだが‥‥。韓国はRAAを準軍事同盟と表現して、日本が米国の代わりに中共包囲網の中心となって、アジア諸国を軍事面でけん引するのではないか、と騒いでいるのだった。

韓国は今現在は保守政権の為に、中共-北朝鮮のレッドチームに入る素振りは見せていないが、次期政権次第では、どちらに転ぶかわからない。

それにしても、日本と国境を接している国は、露・中・韓・北鮮という、何とも有り難くない国ばかりで、その危険性を国民は理解する必要がある。

しかし、中共や北朝鮮は日本のマスコミに潜入している工作員をフルに動員して、アジアの反中同盟が結束する事を阻止すべくフェイクニュースを流されたり、反戦団体を支援して世論を形成するなど、あの手この手の工作を行っている。

何たって、スパイが罪にならないお花畑の国だから、工作なんてチョロいものだろう(泣

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