日欧の中央銀行がデジタル通貨発行の共同研究へ

『日銀や欧州中央銀行(ECB)など6つの中央銀行は21日、中銀によるデジタル通貨(CBDC)の発行を視野に新しい組織をつくると発表した。』と各紙が報道している。

初期のデジタル通貨と言えば、ビットコインなど民間のものが主流であり、その後世界中で雨後の筍のごとく暗号通貨が立ち上がっているが、ハッキリ言ってこれらは偽札と同じであり、また限りなく詐欺に近い代物と思うが、ここで次世代の通貨はデジタル通貨となる傾向が明らかになってきた。

そしてFB(Facebook)もリブラの発行を計画しているが、現在通貨を発行しているのは世界各国の中央銀行であり、それらは何故か民間銀行で、その経営はお馴染みの国際金融資本が独占しているのが現状だ。国際金融資本はそのトップである英国ロスチャイルド家の本拠地にちなんで「ニューコート」も呼ばれている。そのニューコートの牙城である通貨の世界にFBが参入するなど許す筈もなく、これは恐らく潰されるだろう。ビットコインの場合は立ち上げた時期が早かった事から、どさくさ紛れに肥大化してしまったが、さて今後はどうなるのだろうか?

それでニューコートはデジタル通貨も自分たちで独占すべく陰謀を巡らすことになるが、そのためには現在は紙幣を発行している各国の中央銀行がデジタル通貨も発行し、要するに近い将来には貨幣の主流はデジタル化される事を計画しているようだ。デジタル化により個人の金の流れを完全に把握することで全世界の人民を奴隷化できるという、まさにニューコートの企み(ニューワールドオーダー)にピッタリという事だ。

したがって表題のような欧州主体のCBDCが動き出した事は、世界の主流はドル=米国からCBDC=欧州に移って行くとも考えらえる。世界の基軸通貨は19世紀半ば以降は英国(ポンド)であったが、第一次世界大戦で欧州経済が疲弊したことと、戦争特需で米国経済が急成長したことから、米ドルへと移っていった。その米ドルが今デジタル通貨時代に欧州CBDCへと基軸通貨の座を明け渡す様相が見えてきた。

なおデジタル通貨として中国とリフラの現状については
⇒「デジタル通貨導入を急ぐ中国 ライバルのリブラの先を越すのか?」にて。

あれっ、何だか今回は真面目な内容になってしまった。これじゃあ面白くも何とも無いじゃあないか。

やっぱり文ちゃんが出てこないと駄目だねっ!

デジタル通貨導入を急ぐ中国 ライバルのリブラの先を越すのか?

時事通信が7日伝えたところによると
『中国が、インターネット上でやりとりされるデジタル通貨の導入を急いでいる。実現すれば、中央銀行の発行する法定通貨では世界初となる。経済大国である中国の「デジタル元」は、世界経済の勢力図に影響を与える可能性もある。』

では一体いつから実施するのかだが、一部では今年末からとの噂もあり、既に暗号法という法律が成立して来年1月より施行されるなど準備は整いつつある。えっ暗号法って、中国に法律なんてあったの?中国共産党が良しと言えば何でもアリなんじゃないのか?

なおデジタル通貨と表現されているが要するに仮想通貨とか暗号通貨とも呼ばれているもので、これについては「IoT、AI、ブロックチェーン 後編」にて。

さて中国が何故にデジタル通貨を導入するのかと言えば、これにより国内の金の流れを全て中国共産党が監視する事が出来るし、中長期的には人民元を国際化しドル覇権に対抗するという思惑もあるだろう。

また途上国への援助もデジタル人民元で行えば、これらの国も使わざるを得なくなり、中国が主導する巨大経済圏構想である「一帯一路」の推進にもつなげるという目論見もありそうだ。そしてリブラに対抗してより早く立ち上げたいのが妙に急いでいる理由のようだ。

さてそれではライバルのリブラとは‥‥一言で言えばフェイスブックが展開しようとしている暗号通貨であり、2020年に米ドル等の法定通貨と連動する暗号資産であるステーブルコインとして提供される予定だ。ステーブルコインとは、例えば米ドル担保型では発行元がステーブルコインと同量の米ドルを準備金として補完し、規定のレートで米ドルと交換が可能で、これによりビットコインのように価格が大きく上下する事も無く、安定性が極めて高いというメリットがある。

ところがFacebookといえばGoogleAppleAmazonと共にGAFAを構成する世界IT界の四天王の一つであり、こんな強力な組織が国境を越えて世界中で展開されたら、それはもう世界の通貨制度が変わってしまうから、当然ながら猛烈な反対や妨害もあり、世界の中央銀行が簡単に容認するとは考えられない。

そんな状況での中国の早期導入だが、実はFacebook以外にもGoogleとAmazonがステーブルコインへの参入を進めているし、この戦いはこれからより激しくなるだろう。

およそ300年程続いた中央銀行制度も遂に変革の時が近づいているのは間違いない。そして新しい世の中は‥‥理想のユートピアか最悪の奴隷社会か? 何れにしても当分は激しい世の中の動きを目のあたりにするだろう。