韓国生まれの仮想通貨 連日暴落中 通貨は1ドル1300ウォンが攻防ライン
5月 14, 2022
韓国のTerraform Labs社が開発した仮想通貨、Terra(LUNA)がこのところ凄まじい勢いで暴落している。また、ビットコインも価格が下落しているなど、世界の仮想通貨市場が大きく揺れている。
そこでTerra(LUNA)の暴落状況はといえば‥‥
5月7日には1テラ=約10,000円だったものが、なっ何と12日は1テラ=約2円という暴落ぶりだ。
テラは価格がドルに連動するように設計されていて、価格が動揺せず安定的だという意味で「ステーブルコイン」と呼ばれているのだが‥‥。
テラは発行担保を設定し、姉妹仮想通貨のルナを発行、償却する方式で「1テラ=1ドル」の価格を維持してきた。加えて、価格が下落すれば投資家からテラコインの預け入れを受け、最高で年20%の利子も付けていた。
これによりテラは仮想通貨の時価総額で上位10位圏内に入るほど期待されていた貨幣だった。しかし一部では、出資者から新たに集めた資金を旧来への出資者への還元に充てる「ポンジ・スキーム」と呼ばれる典型的な投資詐欺だと指摘されていた。
考えて見れば仮想通貨自体が危ない商品であり、さらにオリジナルが韓国という事を考えれば、これに手を出す何てどう考えてもあり得ないのだが、まあ、小金持ちが騙されてなけなしの資産が紙くずになるという、お馴染みのパターンだな。
その韓国と言えば、相変わらずのウォン安で、1ドル1200ウォンの警戒線なんて超えたままで戻らない状況だ。
新韓銀行のエコノミストによると「ドル買いの傾向があまりに強く、1ドル=1300ウォンの防衛は容易ではないだろう。短期的な1次阻止ラインである1310ウォンを守れるかどうかがカギだ」というから、今後は更にウォン安が進むのだろう。
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