移民を受け入れ過ぎて犯罪急増のスウェーデン 国会議員選挙で極右政党第2党へ躍進
9月 14, 2022
スウェーデンではここ数年で薬物や銃器を扱う犯罪集団が乱立し、縄張り争いの抗争が拡大。銃や爆発物を使った凶悪犯罪が市民も巻き込んで白昼から起きるようになり、薬物や銃器を扱う犯罪集団が乱立し、縄張り争いの抗争が拡大している。
我々日本人からすると、スウェーデンといえば福祉国家であり、実にイメージの良い国だったが、それが凶悪罪集団が乱立した国になってしまったのは、2015年の欧州難民危機で、スウェーデンは最も積極的に移民を受け入れた国の一つだった事にある。しかし「あまりに多い移民と、あまりに足りないスウェーデン社会への統合」の結果は治安の悪化という激しい副作用に見舞われる事となったのだ。
今やスウェーデン市民の5人に1人は「移民」であるという。移民は低賃金労働を支え、景気の調整弁にされているから、一見経済に寄与しているように見えるが、その代償は極端な治安の悪化であり、4月には移民の集団と警官隊の激しい衝突が各地で発生し、闇夜に自動車が燃え上がる異様な光景が伝えられた。
これらの状況で11日実施されたスウェーデン議会選挙は、極右のスウェーデン民主党が大きく躍進し第2党となる状況だ。政権政党の左派、社会民主労働党(社民党)は元々、定数349議席対して100議席の少数政党であり、他の左派政党との閣外協力で何とか政権を運営してきた。この社民党はアンデション首相(写真下)が率いているが、左翼のオバさんが政権を取れば結果は国が滅ぶ、という見本みたいな状況だねぇ。
今回の選挙の結果による政界の再編成は予断を許さないが、右派連合が上手く行けば左派政権から右派政権へとなり、移民の受け入れを絞り込み、罪の厳罰化などを訴えたスウェーデン民主党の政策が実行されて、少しは移民問題も解決に向かうだろうが、勿論簡単では無い。
日本では、極左オバさんが率いる政党は今や虫の息であり、その点では日本の有権者はスウェーデンよりもマトモという事になるが…。
.