インド海軍 中共の科学調査船の活動に制限を加える
11月 12, 2022
インド英字紙エコノミックタイムスは6日、インド海軍が中国の科学調査船「遠望6号」のインド洋での活動状況を「監視する」とし、「インドの200カイリの排他的経済水域(EEZ)の範囲に入ることは許さない」と表明した、と報じている。
望遠6号とは、中共の最新鋭第三世代衛星追跡艦で2008年4月に上海の江南造船所で竣工した。USB(unified S-band)追跡レーダー・通信アンテナ、Cバンド追跡レーダー、レーザー測距機器などを装備している。主要諸元は
・全長:222.2m
・全幅:25.2m
・喫水:8.2m
・満載排水量:25,000t
・主機:ディーゼルエンジン(出力不明)
・設備:大型パラボラアンテナ(3基)、衛星通信アンテナ(6基)、光学観測ドーム(1基)、ヘリポート、ヘリ倉庫
インドはEEZ内の自由な航行は認めているが、測量や調査は禁止している。インドは2019年に中国の総合科学調査船「実験1号」を駆逐しているが、その理由はベンガル湾ポートブレア付近で潜伏任務を遂行していたからだとして、インド洋で活動を行っている中共の科学調査船「遠望6号」に対して、インドのEEZに侵入しようとした場合は2019年と同じ方法で追い払う、としている。
う~ん、立派な対応じゃないか。
日本とは大違いだ。
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