世界中でディーゼル排気不正が発覚するのはディーゼル潰しとEV推進か?

5月 4, 2022 0 投稿者: B_Otaku

 

フランクフルトからの報道によると
『独検察当局は27日、排ガス中の有害物質の量を不正に制御する装置を搭載した疑いがあるとして、スズキの独現地法人などに立ち入り捜査したと明らかにした。2018年までに販売された2万2千台以上のディーゼル車が対象だ。』
という事だが、あれっ、スズキにディーゼルエンジンって、あったんだぁ。

実はスズキは2015年にインドの子会社、マルチスズキインディアのコンパクトカー「セラリオ」に自社開発の800cc、直列2気筒のディーゼルターボエンジンを搭載していたのだった。

このエンジンは既に製造を中止しているが、これとは別に、1.3~2.0Lクラスとして、フィアットからJTDエンジンの供給を受けた後に、同エンジンをライセンス生産している。

今回問題になったエンジンも、恐らくこのライセンス生産品だろう。不正の容疑内容は『エンジンの性能を高めるために走行時に排ガスの浄化機能を不正に弱めたり、止めたりして規定量以上の有害物質を排出させていた疑いがもたれている』という事だ。

ディーゼルエンジンの排気に関する不正と言えば、2015年に発覚したフォルクスワーゲン(VW)のディーゼルエンジンの排出規制不正事件を思い出す。この事件も制御用コンピューターの制御ソフトに不正な動作を組み込んでいたものだ。

その後、同じくドイツでは2017年にメルセデスベンツが欧州で販売したディーゼルエンジンに不正の疑いが持たれたが、その1週間後には同社は既に販売済みの300万台を自主的に回収するという早業に出た。流石は世界のメルセデスベンツだけあって、その危機管理には恐れ入るところだ。

実はBMWも同じく排ガスに関する不正疑惑が発覚したが、不正ではなく販売店で整備時にインストールされるソフトに異なる仕様のプログラムが「誤って」インストールされたとして、故意の不正ではない、という見解を示している。

世界的な排ガス規制の流れをクリアすべく、欧州ではクリーンディーゼルエンジンが選択された。これによりメルセデスベンツやBMWは高度な技術を駆使したコモンレールターボエンジンを開発したが、日本の自動車メーカーはこの波に乗り遅れており、どうなる事かを心配していたらば、突然のディーゼル不正と共に世の中は一気に電気自動車(EV)へとシフトした行ったのだった。

しかし、これは何やら臭うぞ。元より、コモンレールディーゼルどころか並みのガソリンエンジンですら自国の技術では作れない中国からすれば、クリーンディーゼルなんて潰したい事は明白だ。そして2010年代の中国はDSの支援によって世界一の製造業へと邁進していた時期だ。

DSのプロパガンダがあれば、クリーンディーゼルの不正何て無かった事にするのは簡単な筈だが、寧ろ大騒ぎとなったのは、DSもこれを潰してEVに進みたかった、と思えば、納得が行く。

まあDSとしても環境詐欺には失敗した可能性が高いし、その次のウイルス詐欺もどうやら鎮静に向かっている。となれば、次のウクライナに端を発する第三次世界大戦詐欺に総てをかけているのだろうか?

マスコミの必死さを見ても、これは言えそうだ。

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