中共で進む寝そべり役人追放運動

8月 27, 2023 0 投稿者: B_Otaku

 

中共の幹部公務員はミスを恐れて仕事をせずに形式だけで何もしない「寝そべり幹部」と言われている、という。

「寝そべり」は本来、学歴や出世、結婚などを放棄して無欲な生活を送る若者達を指す言葉で、激しくなる一方の競争社会からドロップアウトする生き方を「寝そべり族」と呼んだという。

それが
・会議だけして仕事をしない
・口だけで手を動かさない
・指示が来るまで仕事をしない
それどころか
・指示があっても仕事をしない
という事が習慣となっている公務員の事を「寝そべり幹部」と呼ぶようになったらしい。

これに対して、汚職を取り締まる「中国共産党中央規律委員会」が寝そべり幹部を摘発する運動を展開したのだった。

江蘇省のある県では、公共機関と国有企業勤務者に対して、身の回りに寝そべり幹部を探すように指示し、今年3月までの約1年弱で173人が処分された。その怠慢度と言えば
・市民の不動産登記手続きをずさんに処理
・公衆トイレの修繕作業を途中で止めてしまう
などが追及された結果だった。

まあ、これ程酷くはないにしても、日本の公務員も基本的なスタンスは同様だ。日本では昔から公務員の生産性の低さを、「親方日の丸」と表現していたが、中国でも「割れない鉄の茶碗でご飯を食べている」という意味で「鉄飯碗」という言葉があるそうで、公務員というのはそういう習性があるのだろう。

さてこの「寝そべり幹部追放運動」は、日本でも是非とも普及させたいものだ。日本の公務員の生産性を民間企業並みにすれば、今の3分の1の職員数で足りるという試算もあるらしい。

そうは言っても、今の低レベルな公務員を3分の1にしたら、それこそ大混乱になってしまうから、徐々に優秀な人材と入れ替える必要があるが、そうすると新規の有能な人材も無能に染まってしまう‥‥なんて事になりそうで、こりゃ、一筋縄ではいかなそうだ。

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