技術使用料をケチって独自開発した韓国のLNGタンカー 欠陥で6年間放置中

6月 6, 2023 0 投稿者: B_Otaku

 

韓国の液化天然ガス(LNG)タンカー2隻が2018年に建造されて以来6年間運航できない状態となっている。

ええっ、なっ、何で?

実は、LNGタンカーは気体状態の天然ガスをマイナス162度という超低温で約600分の1に圧縮・液化して貯蔵・運搬するが、この超低温の冷気で船体が氷結するコールドスポット(氷結現象)という不具合が出たためだ。船体の金属部分が凍結を続けると、やがては船体に亀裂が入る危険があり、これでは実用にならない。

勿論修理をしたが、結局4回も修理を繰り返したが解決できなかった。そして、荷主の「韓国ガス公社」、運航会社の「SK海運」、船舶を建造した「サムスン重工業」の3社がお互いに「設計上の欠陥」、「建造時の欠陥」、「契約不履行」などと相手の責任だとして、訴訟合戦に突入したのだった。

それにしても何故にこんな欠陥タンカーを造ってしまったのか、と言えば、それまで韓国の造船会社がLNGタンカーを建造するには、フランスのGTT社に技術料として1隻あたり100億ウォンを支払わなければならなかった。このため、1年間に120隻あまりのLNGタンカーを建造した韓国が支払った技術使用料は1兆7千億ウォンにも達していた。

そこで、この使用料の支払いを避けるために、韓国ガス公社と造船3社(現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋)が共同開発でLNGタンク技術の国産化を行い、見事に成功したとホルホルしていた。

しかーし、世の中そうは甘くない!

国産化したLNGタンクは前述のようにコールドスポットが発生し、その解決も出来ないままに2隻のタンカーは放置されたのだった。

まあ、お笑い韓国が例によってまたやらかした、というところで、いや、まあ、次から次へとよくもやらかすものだ(笑

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