米が日本産ホタテに中国以外の加工施設を仲介

8月8日のブログ、「処理水海洋放出反対しているのは「プロ漁師」だった」にて、「中共では日本製の海産物の輸入を禁止したが、日本の帆立はほぼ100％が中共に輸出されていた。それを中共では殻を剥いて商品として世界中に輸出していたのだった。しかし、これが輸入出来ないとなると、中共の帆立ビジネスが壊滅してしまうのだった。」という、中共にとってはブーメランになっている事について述べた。

これに対して米国は今まで日本が原産地の帆立を中共で加工したものを輸入していたが、これを在日米国大使館が、米食品医薬品局(ＦＤＡ)の登録を受けた台湾、タイ、ベトナムの加工施設への輸出を仲介し、ここから米に再輸出するルートを構築するという支援を打ち出したのだった。

という事で、キンペイの浅はかな嫌がらせは、結局中国の水産加工業者の仕事がなくなっただけで、日本も米国も影響はなく、それどころか台湾、タイ、ベトナムの加工業者は仕事が増えて大喜び。

中国で加工した帆立の米国への輸出高は年間約150億円というから、まあ中国の経済規模からしたら大したことではないが、それでも末端の加工業者の痛手は大きいだろう。

その中国の経済だが、ますます奈落の底に向かってまっしぐらのようだが、ハテ、どうなることやら。

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