衆議院補選 東京１５区 日本保守党 当選に至らず

衆議院議員補欠選挙で最も注目されていた東京15区の開票結果は立憲共産党の候補が当選した。

◇衆院東京15区補選　開票結果
当　49476 酒井菜摘　立民　新
29669 須藤元気　無所属　新
28461 金沢結衣　維新　新
24264 飯山陽 　諸派　新
19655 乙武洋匡　無所属　新
8639 吉川里奈　参政　新
8061 秋元司 　無所属　元
1410 福永活也　諸派　新
1110 根本良輔　諸派　新

大注目の日本保守党は惜しくも4位に終わったが、考えてみれば、金無い、組織無い、知名度無いの無い無い尽くしでこれだけの得票をしたのだから、十分に価値はあったと言えるへきだろう。なんたって、現職都知事がベッタリと付き添って応援した乙武氏を抜いたのだから。

今回の結果は投票率１０．７０％という低さで、前回・3年前の選挙を18.03ポイント下回った、というのだから、組織票の無い飯山候補は絶対的に不利だった。

さて、当選した酒井菜摘氏は看護師・助産師というが、多くが指摘しているように、区会議員として区民の健康に配慮した政治を行うには適任だが、衆議院議員として、この乱世の世の中の世界情勢などを読んでの活動、となったら‥‥

実際に、今回の選挙運動期間中に候補者全員が出席する筈だった討論会をドタキャンした事で、大いなる批判を浴びたくらいだ。

これは、誰が考えても逃げたと思われるだろう。その討論会では日本保守党の飯山氏の独壇場だったようで、ここに出席すればコテンパンに論破される事を警戒しての逃亡と言われても言い訳出来ないところだ。

今回は小選挙区という、日本保守党にとっては極めて不利な土俵での戦いだったが、次回の総選挙では比例区というより小党に有利な制度もあるから、議席を確保する事は充分に考えられるだろう。

前回の選挙で、参政党やＮＨＫ党が議席を確保し、しかも参政党は２議席に手が届きそうなくらいに善戦したが、惜しくも僅差で１議席にとどまった。従って、日本保守党が複数議席を確保できる可能性は十分にある。

さて、今回の選挙のもう一つの大きな話題、というか問題は、つばさの党により極めて悪質な選挙妨害だが、警察が手を出せないとばかりにやりたい放題。流石に一線を越えていたようだから、警察としても威信をかけての摘発をするだろう。

噂では、投票日の翌日、すなわち本日、強制捜査を開始するのではないか、と言われているが、さて、どうなるのか。

なににろ、選挙制度の根幹を揺るがすような行為だから、これはもう、見せしめに数年は塀の中に押し込めておく必要があるだろう。

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