米国はなぜイランに制裁をするのか?

5月 27, 2019 0 投稿者: B_Otaku

イラン原油の輸入規制を強く各国に求めているトランプ政権だが、しかし何故にそれ程迄にイランと敵対するのか。そこでこれまでの経緯をまとめると‥‥

イランは極秘の核開発計画が発覚し経済制裁を受けていたが、核兵器保有阻止を目指す米英仏独中ロの六カ国が2015年7月に結んだ合意がイラン核合意で、イランは濃縮ウラン貯蔵量削減や兵器級プルトニウムの生産禁止、査察の強化などを受け入れる見返りとして、経済制裁を解除しイランは石油や天然ガスを輸出出来るようになった。

これで解決かと思ったら、トランプ氏は大統領選挙でイラン核合意の甘さを指摘してオバマ前大統領の政策の転換を公約した。そして当選したドランプ大統領はこれを実行に移し、イランに対して核開発の完全な断念などの要求を突き付けている。

これがイラン対する再制裁であり、最初は米国とイランとの一部取引(自動車輸出や貴金属輸入など)を規制したが、次にイラン原油の輸入やイラン中央銀行を国際金融から締め出しを行った。そしていまこれらを日本や欧州各国の企業にも要求するという拡大策が取られた事で、世界的に大きな影響が懸念されている、

実はイラン原油は極めて質が高くて、言い換えれば精製技術が未熟でも何と原油の精製が出来てしまうが、他の原油ではそうは行かない。それで一番影響がでるのは‥‥はい、お隣の韓国でしたぁ。韓国ではイラン原油以外の原油を精製する技術が無いのだった。この禁輸措置で韓国は石油不足に陥ってしまい、この点でも大いなる経済危機が進行中だ。実はそれ以前でも全てイラン原油で賄う事は不可能だったが、その分は例によって日本に精製を依頼していた、というか日本が輸入して精製した石油の一部を韓国に輸出していたのだった。

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なーる程、ここでも韓国の馬鹿大統領によるオウンゴールで、自爆中だった。